tsuyaの日記: 事態は単純ではない
日記 by
tsuya
(Jun. 24→)
電撃的な合併発表の直後は、各メディアが未来予測を競い合っている印象が強かったが、ここにきてさすがにプロ野球界への批判が強くなってきたように見える。もはや来年、今年までと同じ姿のプロ野球は見られそうにない、という実感が強くなるにつれ募るノスタルジーと、合併後の成功モデルが見えない不安感を思えば、当然の変化だろう。予想される未来からあるべき未来へと議論の焦点が移るのは悪いことではない。
批判パターンとして多いのが、以下のような論旨の組み合わせである。
- 完全ウェイバー方式ドラフトの導入、TV放映権料の分配など、戦力や利益が特定の球団に偏らない制度に改めよ。
- メジャーリーグやJリーグを見習え。
ところが、実はこの両者は相矛盾している。最近のメジャーは、日本より取得条件が緩いフリーエージェント制の浸透やドラフト制の形骸化でむしろチーム同士の戦力差が拡大しており、ニューヨーク・ヤンキーズは読売ジャイアンツよりもはるかに安定した常勝軍団となっている。一方のJリーグにはドラフトのような戦力均等化システム自体が存在せず、現在は横浜Fマリノスとジュビロ磐田の2強状態だ。
志はよしとしても、いかんせん説明不足だ。これだけで明るい未来が開けるほど事態は単純ではない。どうすべきか、これから徐々に書いていこうと思うが、残念ながらすっきりした結論は出せそうにない。唯一はっきりしているのは、従来とまったく違う考え方に変わる必要がある、ということだけだ。(つづく)
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