tsuyaの日記: 西武ライオンズ、自ら政略結婚の生贄か
(Jul. 6→)
サプライズも最高潮に達した感がある。もうひとつの合併案が本当にまとまりかけているとすれば、わずかひと月たらずで、数合わせのための(経営問題が直接の動機ではない)大型合併案件が形になったことになる。本業もろとも経営難に苦しむオーナーとはいえ腐っても鯛、本気で動いた時の決断力は並ではないということか。私の想像力をはるかに超越する展開である。確かに球団数が偶数になれば、1リーグでも2リーグでもスケジューリングの問題はほぼなくなり、興行を無事に続行する目処が立つ。
しかしながら疑問点はいくつもある。まず、
近鉄・オリックスの合併を事実上、承認したオーナー会議では、西武の堤義明オーナーが、パ・リーグで新たな合併協議が進行していることを報告した。会議後に記者会見した堤氏は「まだ具体的に発表できない。西武、日本ハム、ダイエー、ロッテの中で、どことどこが一緒になるか模索している」と述べるとともに「来季からの10球団1リーグ制を希望している」と語った。
というわりには、パ・リーグ他球団の首脳のコメントは他人ごとのようなものばかりだ。
前向きな発言をしているロッテも、具体的な話がまだないこと、自ら合併相手を特定しない意図を示唆している。いずれかの球団の意志決定系統がよほど壊れていないかぎり、これらは堤オーナーの発言と矛盾する。
私には、堤オーナーがイチかバチかの賭けに出たように見える。具体的に発表できない程度の段階までしか進んでいない合併案をあえて合意間近であるかのごとくにぶち上げ、1リーグ化の雰囲気を作り出そうとしているのではないか。その場合、堤オーナーは他球団の無理難題を呑んででも合併を実現させなければならない責任を負わされる可能性がある。具体的には、合併対象になる球団はわざわざ本拠地を動かして地元ファンの支持を失いたくないだろうから、合併相手に対して一方的に吸収されることを要求するかもしれない。この場合、 西武がホームの所沢を引き払って、北海道、千葉、福岡のいずれかに嫁ぐしかなくなる、という展開が考えられる。
この夏、もっとも心を痛めつけられるのは、近鉄ファンではなく西武ファンかもしれない。(つづく)
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