パスワードを忘れた? アカウント作成
610397 journal

tsuyaの日記: 甘かったパ・リーグの目論見

日記 by tsuya

(Jul. 14→)

突如、巨人を除くセ・リーグ5球団が2リーグ制維持を主張し始め、数日が経過した。巨人戦が大幅に減る1リーグ化をなぜあっさり甘受するのか不思議だったが、ようやく合理的な行動に出たわけだ。あるいは、ストライキを含みに残した選手会の戦術が影響したか。

セ・パ「全面対決」

こう声を荒らげたのは、阪神の野崎球団社長だ。早急な1リーグ制移行に危険性を感じ、阪神は2リーグ制維持に向けて活発に動きだした。こちらの根底には、「(堤発言は)正式な議題ではなく、あくまで懇談である」という認識がある。だからこそ、小林社長の言葉に抑え切れない怒りを感じた。

そのとおりである。

この話は、メディアや民衆が想像するほど当事者たちは用意周到ではない、という実例のプロ野球版である。私が予想したとおり、堤氏の発言は、1リーグ化アリなカンジ、という私的見解でしかなかったようだ。とすれば、セ・リーグのオーナーたちの主張は一応、筋が通っている。

パ・リーグにしてみれば、今になって言い出すくらいなら最初から言ってくれれば、という心境かもしれないが、結局、セ・リーグを丸め込めたと思ったのは甘かったということだ。もしパ・リーグが、早期に1リーグ化路線を確定させたかったのなら、7月7日のオーナー会議までにもう1球団の(合併による)減少を確定させ、もう1リーグ化しかない、という状況を作り出しておいて、その場で1リーグ化を議題にして話し合っておくしかなかったのだ。正式な議題にまで踏み込めないでおいて、既成事実ができたかのように思い込んでいたのか。

結局、もう1球団減少するらしい(堤氏は直接関与しないが)、という未確認情報を流して雰囲気を作っておけば、あとは最高実力者のご威光によって暗黙の了解ができていくだろう、という不確かな堤氏の目論見に、パ・リーグ全体が乗せられてしまった、というだけの話でしかなかったのである。オリックス・近鉄の合併は確かに根回ししたとおりに皆の賛同を得られた形になったが、リンク記事中の横浜ベイスターズ社長の発言にあるとおり、それすら議決された事項ではない。7月26日の実行委員会で、パ・リーグは巻き返せるのか。事と次第によっては、来季、プロ野球が無事に開催できないような事態に陥るかもしれない。(つづく)

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

読み込み中...