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tsuyaの日記: なぜ避けられなかったのか

日記 by tsuya

(Sep. 12→)

プロ野球スト: 妥結ムード、詰めで暗転

NPB側が「審査には時間が必要」と主張し、「来季」と期限を切られることを嫌ったのに対し、選手会側は「11球団での運営はいびつだ。来季12球団に向けて、新球団の参入に最大限の努力をしてほしい」としてあくまで「来季」にこだわった。

海のものとも山のものとも知れぬ新参者をすぐには認めたくない、という心情はよくわかる。しかし、しつこいようだが、11球団では今年までのようなスケジューリングは不可能だ。「いびつ」という選手会側の主張は結局のところ、11球団では運営できないでしょう? という現実的な主張だろう。それだけは何よりも避けなければならなかったのに、何故こうもあっさりと甘受してしまうのか、私には理解不能だ。

今週の交渉の直前、ライブドアが驚くべき早さで本拠地を決断して加盟申請を済ませた。また前日の交渉で、オリックスと近鉄の合併が撤回困難であることを古田選手会長も認めていたものと見られる。1増1減での12球団維持に向け、これだけお膳立てが揃っていたのに、なぜその結論に到達できなかったのか。

選手会が近鉄選手の自由契約を要求したことが障害になったとも考えられるが、これはプロテクト選手数の調整で妥協は充分に可能だったろう。「審査には時間が必要」とは一見もっともなのだが、1年以上費して何を調べるつもりなのかはっきりしない。そもそも選手会は「絶対に新規加盟させろ」とは要求しておらず、もし短期の審査の結果ライブドアに瑕疵があればそのように説明すればよい(さすがに楽天は間に合わないだろう)。それを「『だまされた』といわれる」とは、あまりにも消極的だ。警戒するのはもっともだとしても、球団数奇数のスケジューリング困難さに比べれば、当然乗り越えるべきハードルのはずだ。審査が多少長引いた結果、ライブドアがドラフト会議に参加できなかったとしても、ライブドアは妥協しただろう。ドラフトで選手を獲得しようがしまいが、先行き数年間は弱小チームとして雌伏の時を耐えなければならないのは同じだろうし。

あまり選手会側ばかり褒めるのも気持ちが悪い。今回もまた、球団側がひとつ歩み寄れば選手会側も同調しただろう、という選手会寄りの結論になってしまったが、それも球団側の主張に依然として現実味が感じられないからだ。球団側の行動力のなさからして、「不穏な動き」に対する選手会側の警戒感はやや杞憂に思われるが、審査がなぜ長い時間を要するのか論理的な説明がなければ、不信感を与えるのもやむを得ないだろう。

ただ、まだ週末の2日間が潰れるだけだ。次の週末までに労使が妥結し、2日間を雨天順延と同様の扱いにすれば、日程消化は難しくないだろう。ダブルヘッダーを行えば1日の日程追加だけで済む。それに1度くらいはストライキの緊張感があった方が、議論が充実するかもしれない。まだ傷は致命的ではない。(つづく)

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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