ttの日記: で、これ以上やる気が無いんですが 2
かといってwinLAMEをぱくってるのか?というとそれも確信がもてない。
LAMEをぱくってないと判断する根拠としては、下のほうでも書いた「takehiro.c」をはじめとする、LAMEに特有のファイル名が一つも見られないところである。
体験版しか手に入れて無いのでなんともいえないのだが、実行ファイルの冒頭部分に並んでいるファイル名を見る限り、それっぽいのは D:\DVDProject\AVI\lame_init.cpp と言うのしかない。
で、こんなファイルはLAMEプロジェクトの配布しているソースの中には無いはずである。私が見落としている可能性も無いとは言い切れないが、少なくともエンコーダーのコア部分はCとアセンブラなのでcppファイルは無いはずである。
で、このあとプログラムの中のほうをみていくと nlame.dll という文字列が見えるので、おそらくnlame.dll を外部的にリンクしているのだと思う。ところが、LAMEプロジェクトの配布しているソースファイルから出来るDLLファイルはLAME_ENC.DLLというファイル名になり、微妙に異なる。
で、どうもそのnlame.dllという文字列の後、関数のシンボル名と思しき nlame_encode_flush とか nlame_encode_nogap_flush といった文字列がみえる。これまた微妙で、lame_enc.dll には lame_encode_flush という関数は含まれるが、まったく同じシンボルは両方とも存在しない。少なくともLAMEオリジナルのDLL部分をソースからコンパイルしたのではexportされない(参考 lame のソースツリー中の BladeMP3EncDLL.def)。
ということで、彼らがもしぱくってるとしたら、LAMEそのものではなく、LAMEに対してある程度の改変を行った何か、と言うことになると思う。
また、体験版には少なくともnlame.dllというファイルが入っていないので、それが何者なのかはわからない。もしかすると名前だけ一緒で中身が全然違うものなのかもしれないし。そもそもこのライブラリが本当にリンクされるかさえわからないわけだし。
さて、コンパイルしたファイル名がばればれになっている時点で(言っちゃあ悪いが)相手の実力はしょぼしょぼであることが予想される。LAMEのコードを理解し、DVDコンバータに使いやすいようにどこかを改変した、というのは考え難い。
となるとやっぱり、LAMEの派生物の「どれか」をぱくったと考えるのが順当な推測となる。
で、いろいろと検索。ぱくりのおおもとと思しきDVDxのソースをみていうくと、そのものずばりnlame.dllというのを使ってるのがわかった。でもって、winLAMEもDVDxもnlameを使っているらしい。
ということでnlame.dllについての情報を集めているのだが、見つかりません(ょゎ)。結局見つけられたのはDVDxのソースにあるnlame.hだけ。で、そこの冒頭を見ると
nlame - an alternative API for libmp3lame
copyright (c) 2001 Michael Fink
This library is free software; you can redistribute it and/or
modify it under the terms of the GNU Lesser General Public
License as published by the Free Software Foundation; either
version 2.1 of the License, or (at your option) any later version.
となってました。
ということで、この文字列などから判断すると、どうやらLAMEもwinLAMEもnlameとは別物であり、nlameはlibmp3lameというLAMEのソースをコンパイルすると出来るエンコードコアライブラリを使うためのAPI wrapperとなるライブラリ、そのライセンスは LGPL、 と言うことになると思う。
で、nlameはLAMEの上にかぶさるものであるから、LAMEがなければ意味が無いのだが、インターフェースだけを使う場合(そんなことに意味は無いと思うが…)は特にLAMEの著作権にはまったく触れないはずである。
ううむ。
なんだかな。
とりあえずよくわからんが、今回の事件に関しては、精神的苦痛を負ったとか何とか言ってクレーマーとしてごねることは出来そうだが、著作権上訴訟に持ち込めそうな正当な権利はなさそうだ。残念(ぇ?
久しぶりに連邦みたら (スコア:1)
Re:久しぶりに連邦みたら (スコア:2, 参考になる)
-- Takehiro TOMINAGA // may the source be with you!