ujimushiの日記: 大阪のこの1週間の新型コロナウイルス感染状況と学校の臨時休校の状況
Julia言語の簡単なスクリプトを使って大阪の状況を少し説明してみます。
大阪府のサイトによると1月25日現在,大阪府の直近1週間の10万人あたりの新規陽性者数は513.84人です。
ここで感染者の割合kを全体との比で示すと,
julia> k = 513.84 / 100000
0.0051384
julia> k * 100
0.5138400000000001
となり,この1週間の新型コロナウイルス感染者数は全体のおよそ0.5%にもなっていることが分かります。
ここで,N人いた時に「全員が新型コロナウイルスに感染していない割合」は(1-k)のN乗で表されます。
そこで,次のような人数に対して一人も新型コロナウイルス感染していない確率を計算してみます。
julia> n = [3, 10, 50, 100, 150, 300, 600]
7-element Vector{Int64}:
3
10
50
100
150
300
600
Julia言語は漢字も変数にできるのでループ変数を「人数」としてみました。
○人のグループがいた時に,「全員が新型コロナウイルスに感染していない」確率を求めたのが次の結果です。
julia> for 人数 in n
println("$(人数)人 : $(100*(1-k)^人数) [%]")
end
3人 : 98.46638737937107 [%]
10人 : 94.9788007056614 [%]
50人 : 77.29179748402757 [%]
100人 : 59.740219583119305 [%]
150人 : 46.17428953669795 [%]
300人 : 21.320650142188136 [%]
600人 : 4.545701224855869 [%]
上の結果を見ると,大阪の学校でこの1週間臨時休校がどの程度発生しているかが想像できるかと思います。
全校生徒・社員が150人で全員が感染していない確率が50%を切っています。
1学年100人の中学校 or 1学年50人の小学校で全員感染していないのは全体の1/5程度しかないことが推測でき,1学年100人の小学校は5%を切ります。
今の大阪の現状だと学校で1人ぐらいは感染者がいても不思議ではない,むしろ当然の状況だということがよく分かる数字です。
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