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uramotoの日記: 第44回衆議院選挙終了 1

日記 by uramoto
さて先日、多くの有権者が注目した衆院選挙の投開票が行われた。
投票率の高さからも、国民の関心が高かった選挙だと思う。

そして結果は、歴史的自民圧勝。自民単独で全議席の過半数。連立与党を組む公明党とあわせ、全議席の2/3以上を獲得した。
これにより、自公の意思が合いさえすれば、立法どころか憲法改正も可能となった。

私は今回の総選挙、ドコに投票しようか迷っていた。
迷いついでにこれまで行った事が無かった、候補者の選挙事務所を訪問することにした。
せっかく選挙事務所を訪問するのなら、これまで国会に対して疑問を抱いていた点を「質問状」として、立候補者に投げかけてみよう。その返事で、ドコの誰に一票を投じるか決めよう、と考えた。
私の地域は、自民・民主・共産の3党から立候補が出ている。このうち、自民・民主の2人の選挙事務所を訪れ、質問状を渡してくることにした。

その質問に対し、自民からは返答をもらえず、民主から返答を頂いた。公表する許可を頂いているので、私の質問と民主からの回答をここに記載する。

-- 質問内容ここから
本質問に対する回答は、直接口頭が出来ないのでしたら、電子メール( *******@*****.**.** )にてお願いをします。

質問
1. 本質問と頂いた回答を、選挙結果発表後(9/12)、Web上に公開してもかまわないか?
 (ア) かまわない
 (イ) 不可
2. 郵政法案に限らず、法案決議の際、投票を欠席する議員がいます。
 自民党は、郵政法案決議の時に欠席した議員を許しました。
 しかし、国会議員は、数万人に及ぶ国民からその一票を受け、国政に参加するよう求められた人物といえます。
 普段、選挙の際には「清き一票を」といううたい文句とともに、投票することを求めます。また、選挙管理委員会からも、「一票を無駄にしないよう」と国民に求めています。
 その国民の支持を受けた国会議員が、数万もの国民の意思を受け、法案決議に参加しているにもかかわらず、法案決議に「欠席」「棄権」する、ということは一体どういうことなのでしょうか?
3. また、自民党は「反対派」議員に対し厳しく弾劾しているにもかかわらず、「欠席」「棄権」議員は許している。「欠席」「棄権」は、消極的反対派、と考えることもできると思われるが、なぜこのような違いが出るのでしょうか?

愛知13区有権者 ** **

-- 質問内容ここまで
-- 回答ここから
日頃よりご支援の程、ありがとうございます。
アンケートの回答を送らせていただきます。宜しくお願い致します

質問1 ア
質問2 民主党は郵政民営化法安の採決時に、産休中の一人を除き全員が採決に参加しました。
    与野党合意の上で設定された本会議での法案採決に対し、国民の代表として投票することは当然であると考えます。
質問3 自民党の対応の矛盾は、反対派への弾劾が結局のところ小泉内閣の延命のためのパフォーマンスにすぎないということを示していると思います。
-- 回答ここまで

さて、もうすでに公選法に引っかかることは無いと思われるので暴露してしまうが、今回の総選挙、私は小選挙区は地元民主党立候補者に、比例区は民主党に投票した。
結果はすでにご存知のとおり、自民党の圧勝であり、私が票を投じた候補は、小選挙区・比例区のどちらも落選となってしまった。

しかし私は、その結果により向こう4年間、何にも負けない武器を手に入れることになった。
それは…
国会で様々な法案が可決されたり、また国会からの選出である内閣が様々な行政を行う中で、何がしかの問題が出てくる可能性がある。
しかし私は、今の国会議員に対して「何も信任していない」のである。つまり、国会議員および国会議員が選出する内閣総理大臣、そして内閣が指名する各大臣のいずれにも、私の意志は反映されないのである。
彼らが不正を働いたとしても、彼らに対して「信任」していない私は、何ら責任を負う必要はないのである。
ぶっちゃけて書くのであれば「自分が投票した候補者が当選していれば、こんな問題は無かった」と言い切ることが出来るのだ。

さらに、今の国会議員、また内閣の活動により、景気の回復・新しい雇用の創出等が行われたとしても、「自分が投票した候補者ならば、この程度のことはやってのけたはずだ。いや、もっと早くこういった結果を出せたはずだ。だからこそ、貴重な一票を投じたのだ」と言い切ることが出来る。

今回の選挙において、自公に投票した人物は今後4年間、景気がどんなに悪くなろうと、税率が上がろうと文句を言うことは出来ないのである。何しろ、彼ら有権者が一票を投じた人物によって、法律が作られるのだから。

さて、ここまで読んでくれた人に、一つ聞いてみたいことがある。
それは、質問2に関してだ。
国会は、日本の機関において「唯一の」立法機関だ。
つまり、彼らの仕事は「法律を作ること」であり、その仕事の一番重要なところは「法案決議」において、Yes/Noを示すことにある。
彼らは、十数万人の国民によって「立法を任された人物」なのである。
その彼らが、国民の意思を反映させるべき「法案決議」の場を欠席・棄権するのである。
そしてNo.1の政党である自民党は、欠席・棄権を容認している。
つまり、今回歴史的大勝利を収めた自民党は、合計何十万人・何百万人かの国民の意思を無視することを認めているのである。もっと端的な表現をするならば、「仕事をサボっても構わない」と言っているのだ。
貴方たちは、そんな候補者に大事な一票を投じることが出来るのでしょうか?

私なら、Yes/Noをはっきり示していただかないような人物には、投票することが出来ない。
Yes/Noの結果が、自分の意思と反する場合は、次の総選挙でその人物・政党に投票しないだけである。

そもそも、衆議院選挙・参議院選挙というのはそういうものである。

皆さんの意見はどうであろうか?
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  • 選出したほうも、いよいよ自分の懐が痛み始めると、
    「こんなはずじゃなかった」とか言い出して選出した責任はタナに上げて
    批判を開始するだけのような気がしますけど。
    「私は騙された」とかいうのも常套手段。

    オバタリアンの思考回路みたいなもんでしょうか。
    自分のやったことはタナに上げて、被害者ヅラするのですよ。

    「太平洋戦争」と「二十四の瞳」の関係みたいなもんかな。
    実際には戦前から日本は民主主義国家だった [jiyuu-shikan.org]という意見もあるわけですよ。
    なら、戦争を止めさせなかった国民にも責任があるわけですね。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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