uruyaの日記: 猫はスイッチを入れる / リリアン・J・ブラウン
猫はスイッチを入れる / リリアン・J・ブラウン
★★★☆☆
事件記事希望のさえない新聞記者クィラランは、担当させられるのは芸術関係の記事ばかりだが、なぜかいつも殺人事件に巻き込まれて、飼い猫ココとヤムヤムに啓示を受けて解決する。
シャム猫ココシリーズの第三弾。(邦訳順は四冊め、書かれた順は三冊め)
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賞金と二十五羽のターキーがかかった記事コンテストのネタとして「ジャンクタウンのクリスマス」というのをブチあげたクィララン。だが、ジャンクタウンとはジャンキーの溜り場などではなく、ジャンク=骨董品が集まるアンティークショップの立ち並ぶ通りのことだった。藪から蛇で取材を命じられたクィラランは、もう二ヶ月も前に、ある事故で死人が出ていたことを嗅ぎつける。
脚立から足をすべらせて、尖ったフィニアル(屋根や柵などの頂上につける飾り)の上に落ち、串刺しになって死んだアンティークディーラーのアンディは、異常な高潔さで仲間達からは煙たがられていたようだった。そして彼のガールフレンドだったメアリーに心惹かれるクィラランは、これは殺人ではないかと睨んで調査を進める。
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ねこ好きつながり。
ねこ好きがねこ萌えのためにねこが出てくる小説を読む以外の目的には一切お勧めしない。絵に描いたようなペイパーバックミステリであって、海外の三毛猫ホームズと言ってよかろう。赤川次郎読んだことないけど。
アメリカンジョークレベルの修辞が細かく繰り出されるため常に脱線ぎみに話が進行し、さらに言えばアメリカンジョークつーのは往々にして考え落ちだったりするわけで、その場面でいちいちコンマ数秒の思考力リソースを要求されるため、読むリズムを狂わされること火の如し。要するに読みにくい。中身が無いわりに。
訳者を疑ってもみるが他訳で悪い噂はなく、全ては著者の責任であろうと思われ疑ってごめんなさい。
ココとヤムヤムが出てくることが唯一の価値である。ぬこ萌えー
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