uruyaの日記: 【体力】限界オーバー・槍ヶ岳上高地1泊ピストン【高所恐怖症】 その4 5
0344 夜明け前
0345 夜明け前
寝苦しい夜を耐えた先にあるのは、ご来光という最大のイベントである。少し前に起き、ヘッデンをつけて外に出てみると、煌々とした月明かりに雲海が照らされている。いやあ、これはすばらしい。
槍の奥、北東方面はうっすらと白みはじめ、頭上には満天の星。雲海の先、山脈の向こうに光る松本市街の光。
0428 夜明け直前
夜明け直前、ご来光を穂先の上で見ようと登っている人たちのヘッデンの列。
0440 岐阜側の山並み
0441 穂高方面
前日夕刻からかかっていたガスはすっかり晴れて、穂高へ続く稜線が見渡せるようになっている。
0450 ご来光
雲の切れ間からご来光。雲の下に見えている球状のものは太陽本体ではない。どういう現象なのか知らないが、太陽の形が雲に反射して写っているもののようだ。雲の上、金色に輝いているのが太陽本体。
あと、見えにくいが、太陽の右側に噴気をあげている物体がある。おそらく浅間山。
0541 下山開始
朝食後、下山を開始。朝食撮り忘れた!まあ焼き魚メインの普通の朝食です。
あとGPSの電源入れるのも忘れてた。ピストンなので往路と同じですけどね。
1041 小屋弁当
横尾山荘まで下りたところで、小屋の弁当をいただく。ここでGPS電源オン。
写真を撮ってないので記述上はさらっと流してますが、この時点ですでに体調に重大な問題を抱えててですね…
ババ平を越えて、槍沢ロッジへの下りに差しかかったあたりで、足に力がまったく入らなくなっちゃった。筋力が限界を越えたんだねえ。スイッチが切れたみたいに、突然ですよ。踏ん張りが必要な場面で力が入らず、膝が崩れ落ちちゃう。いやあ、まいった。
まあ本当に無理そうなら途中の小屋に入ることもできるしね。顕著な下りが続く二の俣までは、よちよち歩きレベルのスピードで、ゆっくり下る。二の俣を過ぎればあとはほぼ平坦な林道歩きなので、各小屋で大きく休憩とりつつ、だましだまし。ひざで体重を受け止めちゃいけないんだけど、筋肉が受け止めきれないので極力ひざを使って歩く「ひざ神」歩行術を編み出した。
今回の行程往復40km、累積標高±合計2600メートル。半分の20km1300メートルなら日帰りで行けないこともないので、1泊2日で倍ならなんとかなるだろ、と思ってたけど、そんな単純な話じゃなかった。
まあ自分の限界が見えたので、今後はこれを参考にすることにしよう。
1356 ニホンザル
命からがら下りてきて、かっぱ橋の少し手前。歩いている人の9割が観光客になったあたりでニホンザルの群れ発見。こいつらもあまり人を恐れないが、観光客にちょっかいをかけるようなこともない。エサを与えるような輩がいないからでしょうな。よいことだ。
1412 下山
ひー、やっと下山。
8時間半かかった。だいたい下るペースが早すぎるんだわ。後半はじじいの散歩くらいのペースだったのに8時間半ってことは、前半相当飛ばしてる。傾斜がきついところを筋力にまかせてタッタカ下りようとするから足が終わるんだっつーの。猛省セヨ。
ストックを使えばだいぶ違うのかねえ。9割以上の人が使ってたもんな。今年はもうひとつきつい山行があるから買おうかなあ。
1426 りんごソフト
いったんバスセンターまで行って、翌朝のシャトルバスの整理券を入手。
売店のソフトクリームがうまそうだったので買ってみた。しかしこれ、下手すぎ 笑 思わず「え?きみ下手すぎない?」って口に出すところだった 笑 まあ味に変わりはないので問題ないですよ 笑
1450 宿泊部屋
本日の宿は、2日前と同じところ。山にいる間スーツケースをあずかってもらうため、わざわざ同じ宿を1日あけて確保した。この部屋はスキーヤーズルームという名で、シングルサイズの部屋に2段ベッドが入っている。これで1泊16K。恐るべし上高地価格。
1801 夕食ビュッフェ
1816 第2弾
夕食のラインナップは1泊目と同じじゃないかな。1泊目と2泊目のメニューを変えるところが多いけど、中1日あいてるから必然的に同じになると思う。
山から下りてきたので酒解禁。2日禁酒したあとの酒はうめえ 笑 ワインで煮る豚しゃぶがうまかったっす。スタッフがその場で調理するやつ。ソースは行者にんにくソース。北海道・東北以外じゃあまり見ない。長野にもあるんだね。
宿泊費 16740
酒代 4320
飲物等 300+350
合計費用 \21,710-
ストック (スコア:1)
低山歩きの場合は2本使うとかなり楽です。登りよりも下の方が有効かも。縮めるのは簡単でも好みの長さに伸ばすのが慣れてもちと面倒だと鎖やロープが所々ある場所で不精して伸ばしたままだとマジで邪魔だと後で気づくという。
Re:ストック (スコア:1)
なるほど下りはやはり有効ですか。
雪渓や渡渉では必要になるだろうなと思いつつ、そこまで本気の場所は経験してない、というか避けてるので今まで保有してなかったんですが、買ってみよう。
鎖場ロープ場では邪魔でしょうね 笑
Re:ストック (スコア:1)
富士山では、下山の際の脚へのショックを減らすのに使っています。
後は疲れた時の推進力追加に腕の力も使えるのが……(笑)。
Re:ストック (スコア:1)
ゴムを紛失していなければ下山後の舗装路でも活躍しますね(貧脚
Re:ストック (スコア:1)
先端のゴムがすぐに外れて紛失してしまうと思うので、激安中華の予備 [amazon.co.jp]をいくつか買っておく方がいいかもしれません。このての商品って、時間はかかりますが百何十円の値段で本当に送料込みで届くのが驚きです。
20Lくらいのデイパックならストックを使わないときはデイパックを下ろして横にくくっておけばいいのですが、50Lくらいのザックを何度も下ろしたり担いだりすると結構疲れそうですね。