uruyaの日記： 山陽城めぐり・しまなみ海道サイクリング その9

0708 朝食
ここの朝食は1階に入っているやよい軒で、焼魚定食・目玉焼き定食・洋定食を選択する方式。4月以降はやよい軒閉店のため素泊まりのみになると記載があった。
焼魚定食をオーダー。納豆と筑前煮は、選択制の小鉢から2種選んだもの。
内容はしょぼいけど、500円程度なのでこんなものかと思います。

0901 吉田郡山城
カーシェアを調達して郡山城へ。ここは最寄り駅まで徒歩で1時間くらいあるので、アクセスが限られる。広島からだと車か、路線バスを使うしかない。
大毛利氏の本拠であるが、時代遅れの山城であり、戦国末期は広島城に機能を移していた。関ヶ原後、毛利氏が防長2州に押し込められて居城を萩に移されたあと廃城。

0902 大通院谷公園
0908 毛利家墓所
0911 嘯岳鼎虎禅師の墓
薬研堀等が残る大通院谷遺跡が登山口。少し登ると毛利家墓所などがある。

0923 御蔵屋敷跡
20分ほどで曲輪構造の遺跡に出る。

0923 釣井の壇
0924 奥に張り出す曲輪
0925 姫の丸跡
0927 釜屋の壇
0929 厩の壇
一山をそのまま城としたもので、稜線をそのまま削ったものが四方に張り出して「壇」と呼ばれる曲輪になっている。

0930 三の丸
0931 二の丸
0933 本丸
もとは山頂部分だったところが本丸。植林されていて見通しが悪いが、城だった当時は現在の吉田市街が一望されていただろう。
なお植林されているのは、ほぼほぼ杉だ。花粉症の人なら写真を見ただけでくしゃみが出るんじゃないか。

0938 勢溜の壇
0942 尾崎丸跡
大手にあたるであろう道から、郡山公園までの下山道が伸びている。そちらにも遺跡が残っている。

0951 本城跡
これは古い時代の郡山城跡。最初はこの位置にあったのだが、だんだんと山全体を要塞化していったものらしい。
このあたりまで来ると、あまり訪れる人はいないみたいだ。2回ほどシカを見かけた。エゾシカと違って本州のシカは小さくてかわいらしいね。

1002 吉田市街
郡山公園から少し登った位置にある展望台からの景色。

1156 平和記念公園
1201 原爆ドーム
広島に戻りカーシェア返却。次は徒歩で平和記念公園を突っ切り、原爆ドームを眺めながらゆるゆると散策。
20度近くまで気温が上がっており、ここちよい陽気。

1215 広島城
1218 護国神社
1220 復元天守
最終城、広島城。築城はもちろん毛利氏。福島正則を経て江戸期は浅野氏。浅野内匠頭の浅野氏の本家。
ここは爆心地そのものなので、建物なんかもちろん残っているわけがない。すべて復元物。天守の外観が古びているのは、そういうふうに復元したから。
入り口にロープがかかっているのがチラ見えしているが、閉鎖中である。閉館時はスタンプ押印済みの紙が置いてある場合が多いのだが、ここはスタンプも中止していた。むう。
姫路や広島のようなハブ地点になる場所はまた何度も来るだろうから、まあいいや。次に来たときにスタンプ回収しよう。

1250 肉のますゐ
昼食は広島市民のソウルフード、肉のますゐのサービスとんかつである。
肉屋が経営するレストランで、店の半分が精肉店、半分が洋食レストランになっている。上はステーキやすき焼きから、大衆的なカレーライスやチャーハンまで、幅広いメニュー構成で広島市民から愛されているらしい。
店内は広く、昔ながらの食堂的なテーブル席が並ぶ。ちょっと年季の入ったお姐さんがたがちゃきちゃきとホールを回す店の雰囲気は、昭和の食堂そのもの。混んでいるときは相席になるらしいが、この店は観光客が来るような種類の店ではないし、どちらかというと平日のほうが混むんじゃないだろうか。
オーダーはもちろんサービスとんかつ。ハムカツ程度の厚みだが、しっかり肉の味を感じる、面積の広いとんかつ。肉の下にはゆでキャベツとゆるめのポテトサラダが置かれており、これは多くのメニューで共通のつけあわせ。
そしてなんといっても特徴は、上にかけられたデミグラスソースである。このソース、いろんなメニューに使いまわされるので俗に「ますゐソース」と呼ばれているらしい。
カツの量は厚みはなくとも面積があるので、立派に1人前。これがなんと！ライスもついて税込み380円ですってよ奥さん！
激安だけじゃなく、けっこうな値段がするすき焼きなんかも実はうまいらしいので、なかなか奥が深い店だ。肉屋直営であることの強みを最大限に生かしているのだろうなあ。安いメニューはより安く卸せるし、高いメニューはよりよい品質のものを提供できる。
これは地元民なら通っちゃうよな、納得。

1805 夕食
とはいえ、サービスとんかつはたぶん利益出てないと思う。それだけ食ってさようならはちょっと悪い気もするし、夕食も必要なので、タンシチューを持ち帰りで買ってきた。本体1500円と、容器代40円。
普通にイメージするタンシチューとはちょっと違っている。ゆで肉状態のタンに共通つけあわせが入り「ますゐソース」が別添え。
ちょっと意表をつかれたけど、これはこれでありかと。タンはホロホロに煮込まれてて、箸で簡単にほぐれるやわらかさ。スパイス抑えめで甘みが強いますゐソースは、タンシチューと思って食うと違和感があるけども、こういう食い物だと思えば十二分にうまい。
広島名物洋食店のメニューをふたつ制覇したので、満足感はあるな。次はすき焼きを食ってみたい(リピートする気まんまん)。

8日め
交通費 3300
宿泊費 (7000-500)
食費 1920
酒代 675

合計費用 \12,395-