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日記

uruyaの日記: 常念岳〜蝶ヶ岳縦走 3/4 2

日記 by uruya

04:52 朝食
5時開始の10分ほど前に食堂が開いて朝食。
ウインナーを焼いた以外は出来合いを並べただけかな。
まあ十分。

05:01 朝日を受ける槍
外に出ると、槍と穂高連峰が朝日を受けて赤く輝いていた。
夜明け前に満天の星も見えたし、天気がよくてよかった。
山の上の朝の景色だけは、他で体験できるものじゃない。登ってきた人だけが見ることができる、特別な景色。

06:29 常念岳
06:30 燕岳
06:31 槍・穂高連峰
06:32 蝶ヶ岳方面
小屋を出発し、まずはさっくり常念岳登頂。
わりと特徴的な燕岳はすぐわかったが、たぶん白馬や立山まで見えてると思う。同定できないけど。
飛騨山脈をほぼすべて見渡せる大展望。
蝶ヶ岳方面には、目指す蝶ヶ岳ヒュッテが見えている。
稜線上って障害物がないので遠くのものが近く見えるものだが、けっこう遠く感じるな…

06:32 穂高連峰北側
07:13 穂高連峰南側
07:13 乗鞍方面
常念岳を下りはじめると、しばらくは岩稜を延々下っていくことになる。その後は樹林帯に入り、1ピーク超えて、さらに蝶槍まで登り返すまで樹林帯が続く。
つまりランドマークに乏しく単調である。
それでも岩稜にいるあいだは、常に穂高連峰が見えていて、飽きはしない。これは休憩中に撮影した景色。
樹林帯に入ってしまうと、かなり退屈な道になる。

10:18 蝶槍
蝶槍に到着。
まあ景色は似たり寄ったりなので、狭い岩場の山頂はスルーして、下で休憩することに。

10:33 横尾分岐
去年横尾山荘から登ってきた分岐点まで到着して休憩。
さすがに去年よりは疲れてる。登る筋力はあまり残っていない。
あとは基本下るだけなので、それはまあ問題ないが…

11:00 雷鳥親子
11:02 お子さん
11:02 親御さん
ヒュッテに向かう途中で雷鳥親子に遭遇。
相変わらず「どうもこんにちは。ご存知、雷鳥です。ちょっと失礼して前通ります」って風情で出てくるな。全く人を怖がらない。
雛なんかすぐ足元まで来るし、親も1メートルくらいまで近づいてきた。
まあ登山者なんて、せいぜい写真を撮るくらいしかしなくて安全だしな。こうやって親から子へ「人は安全」という情報が伝えられていくのだろう。
雛は3羽いた。無事に育ってほしいものだ。

11:14 蝶ヶ岳ヒュッテ
2日め、ここまで休憩込みで6時間10分。休憩なしで5時間20分。
コースタイムは、ぴったり5時間20分。前日からの疲れのぶん、ペースがコースタイムと釣り合った。
上高地が近づいて電波バリ4。タクシー会社に電話して16時にタクシーを予約した。
が…このあと膝の調子が急速に悪化して、えらく後悔することになる。17時と言っておけばよかった。
この時点では、膝は「ちょっとピリピリするなー」くらいで何の問題もない。
岩稜でバランスを取るためにグッとかがみ込んだとき、ピリッと来て、その状態が続いている。

11:41 大滝山分岐
三脵登山口と大滝山の分岐点。
ここから先、階段が連続していて、急勾配を一気に下るような道が延々続く。
歩いているうちに、徐々に左膝が痛みはじめ、そのうち平行に歩くのも苦労するようになってきた。
左足をかばうものだから、右足の筋肉にも余計な負荷がかかる。
いやあ、これはちょっと…いや、かなりやばいぞ…

13:40 まめうち平
ほぼ中間地点の休憩スポット。
この時点では右足も左膝も、かなり厳しい状況である。足を踏み外さないようにだけ気をつけて、なんとか下っている。
とはいえ、泣き言を言っている場合ではない。歩くしかないんだから。
できれば、もう少し休み休み進みたかったが、16時にタクシーを予約しているので、これもどうしようもない。

15:09 吊り橋
ほぼほぼ下りてきた地点。
いやーここまで来れば下山したも同然。
最後に5分だけ休憩して登山口へ向かう。

15:28 三股登山口
登山口まで到着。
ここからまだ、20分弱の林道歩きがある。林道歩きが一番つらかったっす。左膝の痛みのピークは、林道歩きの時点。
駐車場をゴールとして、常念小屋から休憩込みで10時間40分、休憩なしで8時間55分。
コースタイムだと8時間40分。
今回膝のトラブルで終盤グダグダだった。まあ無事に自力下山したので良しとしよう。

16:54 ツインルーム
タクシー 6440円
タクシーは登山口に常駐していて、予約者が到着したら順にピックアップしていく方式だった。
遅れたら待機料金を取られると思って急いで下りてきたが、そんなこともない様子。
穂高駐車場でレンタカーを回収し、一昨日と同じホテルにチェックイン。シングル予約がツインにアップグレードされていた。
金曜日で出張利用は減ってるだろうし、登山客は山に入ってるだろうし、部屋に余裕があったのかしら。

18:19 夕食@館内居酒屋
足が痛くて外に出る気はないので、館内居酒屋で夕食。
ルートインの居酒屋は夜営業しているところ少ないけど、ここは周辺に飯屋が少ないから開いてるのかな。それともコロナ明けで再開してるんだろうか。
ちょこちょこ行動食を食っているので、軽くタンパク質だけ摂取しておく。
すき焼き風の牛肉煮と、マグロ叩き。要するにネギトロ。まあまあ、うまかったっす。
冷酒を2本いただきました。

3日め
交通費 6440
宿泊費 (7155-2000)
酒代 2860+350
飲物等 500+140

合計費用 ¥15,445-

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  • by Anonymous Coward on 2023年08月06日 14時21分 (#4506540)

    この距離はすごいですね。昨今の登山ブームでタチが悪かったり、不届きものは絶対どの山にもいると思うんだが。

    しかし、雷鳥的に人とサルの区別はついているんだろうか。いくらなんでもこの警戒心のなさは将来仇になるのではと。繁殖させているのは研究者だから、そこらへん考えてはいると思うけど、今は警戒心を解かせて繁殖活動やりやすくした方が得策という判断なのかな。

    山で負傷してのレンタカー移動はきついですね。俺だと諦めて最初から行き帰りタクシー頼りかなあ。
    uruya氏の山行は色々参考になります(駄洒落ではない)。

    • 今年に入って遭難者が多いですねえ。
      自分も膝が痛くて動けない、なんてことにならずによかったですよ。
      腰と膝は一生使うからじっくり治さねば…

      日本の雷鳥はもともと人への警戒心が薄いらしいですけど
      まあ確かに薄すぎなような気も。

      親コメント
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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