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691010 journal

von_yosukeyanの日記: 個人情報(2)

日記 by von_yosukeyan

金融機関における本人確認が義務付けられたのは、実は今年が最初ではない。

ボクも正確に記憶していないのだが、旧大蔵省が昭和63年頃の通達で口座開設時の本人確認を大臣名で出していて、これ以降仮名口座は建前上存在しないはずだった。

しかし、実際には抜け道が多かった。旧大蔵省銀行局は、違反口座について積極的に取り締まっていたわけではないし、そもそも通達より以前に開設された口座については再確認などの処置は取られなかった。ただ、口座開設時に本人を確認すればよいので、口座開設後に譲渡されたり、規定上公的な書類での確認は義務付けられていなかった。

昨今話題の(?)朝銀問題にせよ、昨年すべての金融債発行を行う金融機関で廃止された割引金融債の本券販売(割引金融債は無記名)にせよ、制度的に問題のある口座もあり、マネーロンダリング対策での本人確認制度は実質的に機能していなかった。97年の第一勧業銀行事件を契機とする一連の金融捜査に絡み、国会で逮捕許諾請求が可決されたその日に自殺した代議士の場合も、国会の売店で購入した判子で借名口座を開設し、一任勘定取引を証券会社に強要していた

実際に、この本人確認を金融機関がほとんど行っていなかったことが明るみに出たのは、去年春の定期預金等のペイオフ解禁である。仮に金融機関が破綻すると、破綻した金融機関の定期預金は元本と利子合わせて1000万円以下しか保護されないが、この際に一個人が保有する預金総額を把握するために、預金の名寄せデータを作成する必要がある。昨年の年度末にかけて、この名寄せ作業が全国の銀行等で行われたのだが、本人の確認を兼ねて登録情報を元に問い合わせが行われたのだが、そもそも昭和63年大蔵省通達が遵守されていたならば、このような確認作業は不要だったはずだ

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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