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von_yosukeyanの日記: おはようございます

日記 by von_yosukeyan

さて、今日も一日・・・・(hogehoge)

ところで、前回書いたTu-95ベアという長距離継続爆撃機なんだけど、リンク先の説明を読むとちょっと面白いことが買い手あったりトカ

それによると、米本土を無給油で到達できる爆撃機は実質的にベアとブラックジャックしかないそうだ。ベアの開発は1950年代だが、実際には1980年代まで生産(正確に言えば再生産)されているという。これはちょっと意外な話で、ベアに対応するアメリカの装備はBoeingB-52に相当する。B-52もH型が再生産されているが、1970年代の話

B-52が8機のエンジンを搭載しているように、この時代に開発された爆撃機はジェットエンジンの推力が足りず、燃費が悪かったので長距離を飛行することはできなかった。ベアは、レシプロエンジンとジェットエンジンの中間的な解として、唯一のターボプロップ音速爆撃機として就役した経緯がある。

1950年代後半から激化するようになる大陸間弾道弾の開発競争が始まると、核弾頭を装備した戦略爆撃機の地位は米ソ共に地盤沈下しはじめる。ベアよりも高性能なジェット長距離爆撃機を開発することはいくらでも可能だったはずだ。だが、ベアは確立された信頼性故に生産され使用されつづけてきた。

ここで疑問が生じるのは、ソビエトの海上防衛思想だ。1970年代、ソビエトはアメリカ艦隊に対抗する遠洋艦隊の整備に失敗する。理由はいろいろあるが、主に本格的な空母を装備できなかったことと、海軍内の権力闘争で本格的な艦隊戦略を組める指導者がいなかったからだ。

そこで、70年代になると長距離洋上爆撃機による巡航ミサイル攻撃によって海上補給網に打撃を与える戦略が組まれた。例えば、ベルリンで紛争が発生した場合(ヨーロッパ紛争)、海軍力は迅速に大西洋を見渡せるアイスランドを確保し、洋上爆撃機を配置してアメリカ輸送船団を阻止するのだ。これが太平洋の場合だとカムチャッカ半島から直接出撃する。

このプランは有用なものに思えるが、ソビエト軍の現実を見ると多くの欠陥がある。例えば、艦隊位置の把握に衛星軌道上からの偵察手段がないために、長距離飛行可能な洋上偵察機を用意する必要があった。ベアDはそのために改造された電子偵察機だが、これに装備されたビック・バルジレーダーの捜索範囲は極めて狭い。

また、この頃の主力の洋上打撃航空戦力は実質的にバックファイア爆撃機しかなかった。バックファイアは、西側の尺度では中型爆撃機に分類されるもので、長距離の洋上攻撃には空中給油が必要だ。ちなみに、この時代のソビエトの空中給油機は専用機ではなく、ベアやバジャーといった旧式の爆撃機を改造したものだ。

海上打撃戦力の中枢を担う大型爆撃機の開発としては、ブラックジャックは当てはまらない。設計的には、長距離対艦巡航ミサイルの装備が可能だったが、B-1を上回る低空侵攻性能を追及したために高コストとなり、財政難もあってか40機しか生産されていない。ちなみに、ブラックジャックの生産が終了したのは1992年だが、バックファイアは94年まで継続されている。

こういったソビエト海軍のお粗末さ考えると、はたして1980年代に叫ばれたシーレーン防衛の必要性が果たして存在したのか疑問だ。1980年代初頭に、アメリカ国防総省が広報用に出版した「ソビエト軍事力の研究」がシーレーン防衛の根拠になったが、これは過大評価ではなかったのか?

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