von_yosukeyanの日記: 消えるエムタウン
気づかなかったのだが、BTMのインターネットバンキングの第二暗証番号(マトリクス暗証)の有効期限がいつの間にか無期限になっていた。
それはそれとして、知っている限りではSMBC以外の都銀はメールオーダーで口座開設を行う場合、居住地か勤務地から離れた場所にある支店を指定して口座が開設できないようになっていた(BTMは良く知らないんだが<口座持ってるくせに)。このうち、UFJとみずほには、インターネット専用支店があって、この支店だけは全国どこからでも口座が開設できる
UFJ銀行インターネット支店はほとんど知名度がないが、みずほ銀行エムタウン支店はそれなりに知られている。結構前からYahoo!で利用可能だったし、積極的に広告を出していたので10万人くらいはユーザーがいるんじゃないかと思う。そのエムタウン支店だが、今月の22日をもってインターネット支店に改称することになった。エムタウン閉鎖から1年が経ち、もはやエムタウンの名前を使う意義はなくなってしまっているが、コンビニATM利用料の無料特典を使いまくっていた身としては、寂しいものがある。
コンビニATM手数料無料、インターナショナルキャッシュカード無料発行、金利優遇などそれなりに特典があったエムタウンだが、投資信託販売や決済機能の点から言うと非常に物足りなかった。元々、富士銀行の支店として始まったエムタウンだが、富士銀行の勘定系システム自体が廃止される予定なのでこっちにシステム投資を行うと言う事自体理解できないのだが、インターネットバンキング系は富士銀行側に片寄せをされる予定だったので、やむなく富士銀行に支店が作られたのだろう
だが、富士銀行のインターネットバンキングシステムをベースにしながらも、システム自体が独立したものだったのがエムタウンの悲劇だった。バンキングと投資信託の画面が別々で、一括して参照できないというこのシステムの欠点(春に統合された一般支店のIBシステムも同じ欠陥を抱えたままだ)がある上に、一般支店の決済スキームとは実質的には同じだが名称が異なるサービスを展開していたために、一見して決済サービスが乱立しているように見えた。実際、スーパーデビットとエムタウンデビットは全く同じシステムを使っている
その割には、住宅ローンの借り入れができたりと、UFJ銀行インターネット支店と同じようなどうでもいいサービスはしっかり提供していたりするし、インターネット上から宝くじを注文できるサービス(手数料有料)など、はっきり言ってあんまり嬉しくないサービスはばっちり提供されていたりする
エムタウン支店からインターネット支店への名称変更自体も無駄な気もするが、名称変更だけでなく各種優遇サービスの廃止や、一般支店とのIBシステムの統合などが行われる予定だ(優遇サービスの一部は来年4月まで延長提供される)。5年以内の支店単独黒字化を目指していたエムタウンだが、大幅な方針転換で経費を節減するつもりなのだろう。だが、存在意義が減っているし、利点としては口座維持手数料を徴収しないところと、支店内決済が無料であることくらいしかない
一見して全く進展していないように見えるみずほ銀行のシステム統合だが、こういった形で少しずつシステム統合が行われている。実際のところ、システム自体は未だ不安定で大口の振替顧客や、定期振込を行っている一般顧客に対して振替はよそでやれと高圧的に要求しているらしい。
まぁ一部の方は嫌になるほどご存知かもしれないが、コーポレート銀行(CB)のシステムはリプレースや、統合などで忙しい。去年の5月に、兜町証券営業部の決済システムが凡ミスで停止したにも関わらず、決済システムが終日混乱してしまった事件以降で最大の事故が、今年7月に発生している。主要新聞は大々的に報じたし、WSJにまで載っていたのでアレなのだがカストディーシステムの更新で3日間決済が大混乱した。
昨年の5月のトラブルでも、今回のトラブルでも一貫してCBは「ウチには責任はない」というスタンスで、顧客企業に謝罪とかやってないらしい。昨年の事故では、みずほBKのシステムトラブルの直後だったこともあってか、簡単なプレスリリースが出ているが、今回は状況説明もなにもないらしい。カストディーがフェイルすることは別段珍しいことではないが、カストディアンのシステムトラブルで決済が三日間も混乱するというのはあまり聞いたことがない。今回は、外国の機関投資家も大きな影響を受けたのだが、こう言う事が続くなら決済業務や国際業務から撤退すればいいのに、と思う
で、まぁ結局のところ障害対策はいつものとおりCBの銀行員が手作業で決済したらしいが、馬鹿の一つ憶えかね?
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