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von_yosukeyanの日記: えんばんがた航空機

日記 by von_yosukeyan


記憶が定かではないんだけど、数年前のAviation Weekに、マグドネル・ダグラスのシミュレーションモデルで似たようなものが掲載されていたような気がする

ただ、形状的には全翼型といったほうが近いけど、エンジン配置などで共通点があると思う。ただし、生産上の問題点や構造設計などで課題が多い、というようなことが書いてあったような気がする。まぁAW&STでもおもしろおかしい扱いだったけど(まぁあの雑誌はイロイロ面白い)

こういった全翼機開発で思い出されるのが、天才ノースロップ博士で、事業の傍ら全翼機開発に情熱をささげたことで知られているんだけど(死の直前にB2戦略爆撃機のプランを開発チームから知らされたそうだ)、最近になって基礎研究が活発になってきたような気がする。最大の要因が、冷戦期の超大型戦略輸送機(これはロシアの中央流体力学研究所でも熱心に行われていた)とは違い、現用民間航空機の大型化が限界に達していることが挙げられる

現行の民間航空機は、基本的にワイドボディー機の基本モデルをベースにストレッチ(胴体延長)化することで大型化をしているわけなんだけど、胴体を単純に延長すると空港の滑走路での回転に問題が生じるわけで、例えば現在の大半の国際空港がB747を前提に設計されているのに対して、新型のB777では回転できないほど胴体が延長されていたりする(これは大抵解消されているはずだけど)。こういった問題の解として全翼機モデルが一部では模索されてはいるんだけど

#911以降では航空需要が低下していて大型機開発に消極的(まぁA380があるけど)になっているし、低燃費で運用できるモデル(B7E7)の方が注目が集まっているから、メインストリームな研究ではない

まぁ問題点として全翼機は、現在ボーイングもエアバス・インダストリーも行ってはいるんだけど、生産を世界中で分担して組み立てを一箇所で行う、という現在の生産体制を見直す必要があるという点だ。例えば、エアバスの胴体はドイツのダイムラー・クライスラー・エアロスペース社などで製造されて、列車や航空機に搭載・輸送されてフランスのエアバス工場で結合される。ボーイングの場合も同様で、7E7の組み立て工場は日本から輸送される主翼や胴体を海上輸送してアメリカに送るので、組立工場は新たに沿岸部に建設するというプランがあったりする

仮に大量需要に対応するために大規模な生産設備を前提とするならば、分担生産が難しいと思われる全翼機モデルに消極的になるというのはわからなくもない

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