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von_yosukeyanの日記: 農協と県道とブタじゃない犬 2

日記 by von_yosukeyan

ブタじゃない犬と農協まで散歩に行った

正確に言うと、農協に用事があったのでついでにブタじゃない犬と散歩に出かけた、といえるかもしれないし逆かもしれない。いずれにしても、農協は県道の北にあって、ブタじゃない犬の通常の散歩コースからはずいぶんと外れている

ブタじゃない犬は好奇心旺盛だ。伊達に道に迷って家から30キロも離れた小学校の校庭に迷い込んで、一躍全校生徒200人ちょっとのアイドルになった後に、とあるお屋敷に一週間ほど滞在した前歴を持つほどはある。それから、ブタじゃない犬は小学生と女子中高生全般をいつでも遊んでくれる対象であることを学び、そして雪の日には鼻が利かなくなるということを学んだ。教訓は大切である

そのときの教訓の一つなのかもしれないが、ブタじゃない犬は二車線以上ある車道を超えたがらない。きっと、とても恐ろしい目にあったのだろう。さすがに、だっこして渡らなければならないというわけではないが、上下車線に車がまったくいなくなった状態まで待たなければならない

最近気づいたのだが、農協というのは非常に便利だ。近所の農協は、平成の時代に入ってから現在の場所に移転してきたにも関わらず、店舗の中はどこか昭和の雰囲気が漂っている。それは、最近ブームの昭和30年代くらいの店舗という意味ではなく、昭和50年代後半から60年代にかけての時期という意味である

母は、それはパソコンが置いてないからだというし、父は客と職員が大抵知り合いで本来の手続きにかかる時間の倍くらいを世間話で費やしているからだと言う。個人的に業務フローを見ていると、郵便局に非常に似ていると思った。テラーが基本的にフロント業務とバック業務を一人でこなしていて、基本的に受け付けたテラー内で完結しているところだろう。しかも、客と雑談しながら複数の客のトランザクションを並列的に処理しているのだから驚く

かつて、銀行の店舗内というのはある意味で職人芸的なテラーの姿を見ることが出来た。きれいな扇を作って札勘していたり、左手で電話帳の倍くらいの厚さの伝票の束を凄まじい勢いでめくりながら、右手で動きが見えないくらいの速さで電卓で検算しているとか。しかし、いつしか銀行の店内というのは、そういった職人芸的なテラーをあまり見かけなくなると同時に、フロントのテラーがバックと出納係にジョブを投げるだけの存在となり、益々狭くなるロビーにはグローリーの自動両替機が置かれ「両替はこちらで」と案内されるようになった

そんな時代の流れに逆らうかのように、農協のカウンターは相変わらずハイカウンターだけであり、実質2人のテラーと1人の役席、1台だけのATMだけで回っている。多分、変わったことといえばJAバンクというあまり浸透していない統一ブランド名と、勘定系システムを県経済連ごとから全国統一システムに移行したこと、それから農協でもインターネットバンキングが利用できるようになったくらいだ

別に知り合いの職員がいるわけでもなく、そして何人かいた客に知り合いがいたわけでもなかったので、何か読むものはないかなとロビー内を目立たないように移動している間に名前を呼ばれた。バック業務を集中センターに蹴りだして、凄まじいコスト削減をしている地元地銀と大して変わらないし、京都銀行の半分くらいの時間で終わったような気がするし、三井住友銀行の十分の一くらいの時間で終わったと思う

大した手数料にもなってない取引なのに、おまけでもらったちょちくちょきんぎょのポケットティッシュをポケットにねじ込みながら外に出ると、ATMコーナーのスロープに繋いでおいたブタじゃない犬が振り返ってボクを見た

ブタじゃない犬の近状

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