von_yosukeyanの日記: お勧めの本
BJ日記から
自分の中で、「面白い本」ってのと「お勧めの本」ってのの間には、海よりも深い側が流れてる、と感じてます。
何が面白いか、と感じるのは人によって違うし、一概に「これお勧めだから読んでみて」と言うのはあんまりしないですね。特に、ジャンルを超越して面白いと思える、というか「読むんじゃなくて、読ませる本」ってのはあんまり多くない。作家よりも作品を挙げるのがすき、ってのは(ボクが思う)『代表作で他の作品も呼んでもらえたらなぁ』なんてのもあるです。(といいつつ、下に書いたのは1作品で終わってる作家とか、その本しか面白くない・・・ってのもあるけど)
あえて挙げるなら次の10人(ミステリー・SF限定)
ケン・フォレット『大聖堂』(新潮文庫)
親子三代にも渡る大聖堂建立への情熱と、それを取巻く人々の長大な物語です。時間がないと読めないかも。入手困難
ジャン・ミシェル・トリュオン『禁断のクローン人間』(新潮文庫)
以前紹介したと思いますが、フランスの人工知能研究者が書いたハードSFです。濃厚で複雑な構成は、読む人間を選びます(というかこんな複雑な本は読んだことがない!!)。絶版
ジェイムズ・エルロイ『L.A.コンフィデンシャル』『ホワイトジャズ』(文春文庫)
「暗黒のLA三部作」のうちから2冊。両方とも脳がしびれます。読みすぎ注意
ジョン・ガードナー『スパイの家系』『オルレアン・ジグソー』(新潮文庫)
「007」の脚本家として有名ですが、007より100倍はこっちが面白いです。情報戦に携わる名家の苦悩を1世紀に渡って描いた三部作。両方とも絶版
ロバート・ゴタート『蒼穹のかなたへ』『闇に浮かぶ絵』(文春文庫)
最近人気のゴシックミステリー。生きていることの苦悩と喜びが伝わってくるよい本だと思います。
高村薫『照柿』『リヴェエラを撃て』『神の火』
ベタですけど、好きです。「男(漢?)」を追求した作品としては最高かも・・・。また高村氏の技術への造詣もかなりのもの(今月号の日経サイエンスの対談なんかも面白いです)
デビット・リンジー『黒幕は闇に沈む』(新潮文庫)
一人の警官の自殺から始まる情報戦・・・。現代の情報戦とは何か、を追及した本として面白い。
フィリップ・カー『屍肉』『殺人探求』(新潮文庫)
前者は、陰鬱なサンクトペテルブルグを舞台に、最低な環境で正義を追求する警官と「私」の物語。後者は情報統制が行き届いた近未来のイギリスを舞台に、完璧な監視システムをあざ笑うかのような快楽殺人者とそれを追う警官の話。どちらも東江氏の訳がすばらしい
ルーディ・ラッカー『ハッカーと蟻』(早川文庫)
エルロイとは違った意味でラッカーって狂ってるよなぁ・・・きじるしですマジで。ベタですけど、爆笑して読めるSFです(謎)
コード・ウィナー・スミス『第81次Q戦争』(早川文庫)
「おい、”人類保管機構”シリーズだったら”ノーストリリア”とか”シェイヨルという名の星”とかないのか?」といわれるかもしれないですけど、原点的な短編集のQ戦争のほうが好きです。
ふむ・・・。
全然お勧めになってないよママァン!
ってことで、申し訳ありませぬ・・・。