von_yosukeyanの日記: 新生銀行とシティバンク
どうも、新生銀行の方針転換っていうよりも、ジャパンネット銀行の入金手数料値上げで貧乏人が大量に寄ってきた、ってのが手数料値上げの真相のようだが、それはそれとして
新生銀行に投資を行ったニューLTCBパートナーズの主要投資者であるリップルウッドホールディングスという投資ファンドは、実はシティグループと密接な関係にある。そもそも、新生銀行の社長に就任した八城氏は、シティグループ出身であるし、新生銀行の投資銀行部門の人員もまた、シティグループからやってきた人間が多い
さらに、システム的にも両社は関係が深い。新生銀行の勘定系システムはインド製のFlexCubeというオープン勘定系パッケージを使用しているが、これは元々シティグループが在外支店のシステムをメインフレームベースからオープン系に安価に刷新するために開発したもので、アメリカ本国(COSMOS)以外のシティグループで使用されている
また、円決済すらも新生銀行はシティバンク東京支店に依存している。円決済は地方銀行が大手銀行に委託する傾向が強く、外資の在日支店でも大手の部類に入るJPモルガン銀行も、円決済業務を三井住友銀行に委託している。これに対して、新生銀行は決済業務そのものを外資のシティに委託するという、珍しい関係にある
実際のところ、新生銀行とシティバンク在日支店は補完関係にある。シティバンクが個人客の取り込みを中断して、消費者金融(CFJ)やプライベートバンキングに力を入れている。これに対して、新生銀行は投資銀行業務とリテールを中心にビジネスを行っている。マルチブランドで事業展開を行い、資本関係をあいまいにしている点も似ている
まぁ現状でもリテール事業は利益が出ている。富裕層へのコンサルタントや投資商品のクロスセリングは、一般的には上位10%の客が90%の利益を稼ぐ世界である。米国でよく導入されているミニアムバランスフィーも、結局のところは貧乏人を追い出す制度であったりする
新生銀行のリテールは、非常に短期間に100万口座を突破した。これは驚異的なことであるが、顧客基盤の拡大に伴う収益性を得ることが出来なければ意味がないが、巨大な顧客基盤を生かすことができていないジャパンネット銀行とは別の意味での料金体系の改定であるとも言えるのだ
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