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von_yosukeyanの日記: 米軍、三沢のF-16を近代化

日記 by von_yosukeyan

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041104-00000146-kyodo-soci

なんだか最近、共同の勘違い記事を叩いてばっかりな気がするが、これは酷い

正確に言えば、これはF-16C/D Block40または50世代の近代化で、F-16全体の近代化ではない。もちろん、近代化改修がコスト的に割に合う機体のみで(飛行時間が経過して改修より買った方が安い場合は除く)、全期ではない。ちなみに、F-16C/Dが登場したのは初飛行・量産開始共に1984年で、1979年とはA/B型の部隊配備のことだろう。かなりいい加減な記事だ

Block40/42の納入はさらに後の88年、Block50/52も同時期だったと思うので20年ぶりの改修なんてのは大げさすぎる

ところで、この改修計画はCCIPと呼ばれているアビオニクス回りの改修計画で、どうも一部にはガルフ諸国向けの仕様であるBlock60相当の改修であると誤解されているが正確ではない。Bolock60は、20世紀最後の戦闘機商戦と騒がれたUAEの次期戦闘機導入計画に合わせて開発されたF-16C/Dの最新派生機で、性能的にはF-15EやF-2を意識して対地攻撃能力を高めた長距離戦闘攻撃機である。外見上の際立った相違点として、機体上部に大型の固定燃料増槽を装備している点でいささか不恰好だしステレス性能を低めるという批判もある

これに対してCCIPは、Block40/42/50/52の近代化で製造メーカーであるロッキード・マーチン社から近代化パッケージという形で提供される。いわゆるアビオニクス改修で、これらの機体のアビオニクスの共通化とセントラルコンピューターの性能向上とソフトウェアのアップグレードが主になる。具体的に言えば、R4400プロセッサ4基で構成されるセントラルコンピューターにアップグレードされ、JITDS対応やAIM-9X・JASSMといった新型兵装への対応、F-22などに装備予定の新型HMD対応など操縦系の統一や、新兵装への対応がメインだ。CCIP化により、近代化を受けた機体は予定通り2025年まで使用される

空軍全体の改修計画なのに、無理やり三沢の基地能力強化の話に結びつける共同の記事の偏向っぷりは、事実誤認も含めてアレだと思うよ

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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