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von_yosukeyanの日記: USS Virginia 就役

日記 by von_yosukeyan

http://www.news.navy.mil/search/display.asp?story_id=15662

ちょっと前のニュースだが、ついにSSN-774バージニアが先月の23日に就役した。いわゆるNSSN計画の一号艦、即ちバージニア級のネームシップがついに就役までこぎつけた

バージニア級は、ロサンゼルス級(SSN-688)の後継シリーズとして開発されたシーウルフ級(SSN-21)が大幅な予算超過と大型化により、議会から予算ストップを喰らった反省から開発された。注意中基準排水量8000トンと、ロサンゼルス級(同7000トン)とシーウルフ級(同9000トン)の中間くらいの規模にダイエットした。また、シーウルフ級で初めて採用されたシュラウド・ジェットポンプ推進方式を採用し、形状からして廉価版シーウルフに見えなくもない

しかし、シーウルフ級がソビエトの攻撃型原子力潜水艦の静粛化・高性能化を背景に最強のSSNを目指して設計されたのに対して、バージニア級は冷戦構造崩壊後の世界における任務の多様化に対応するように再設計されたもので、シーウルフ級の廉価版という評価はスペック上のものだけだ。特殊部隊の輸送や上陸支援のために、浅瀬で活動可能な船体規模に再設計されているし、潜水艦としては初めて機雷探知を行うための底部ソナー(LMRS)を装備している

こういった任務の多様化と、建造コストの削減によってバージニア級は最大速度25ノット、最大専攻深度も船体に使用された船体材料がシーウルフ級のものより一段階廉価なものを使用しているために最高深度は250mとスペック的には低い。性能優先で肥大化していったシーウルフ級と、闘うべきロシア攻撃原潜が不在の中で新たな任務への対応に迫られたバージニアでは要求されるスペックそのものに変化が強いられたといっても過言ではない

原子炉マニアとして興味深いのは、バージニアはGE製の新型加圧水型原子炉S9Gを搭載している。これは、先にも書いたがエネルギー省のAP600計画と同様に自然循環方式を採用した炉で、静粛性と安全性を向上できる

なお、製造は例によってゼネラル・ダイナミックス社エレクトリックボート事業部とノースロップグラマン社ニューポート・ニューズ事業部が半々で担当する。LMRSはBAが担当した

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