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von_yosukeyanの日記: 民訴にこじつけて単に民法な問題って問題だな

日記 by von_yosukeyan

という愚痴は置いといて(ぉ

昨年末にタレ込んだ話で、「川崎重工が30年ぶりに国産大型機の受注に成功」というのがあるんですが、どうもアレゲではないという判断なのか、某A庁発注の機体だからかどうかわからないですが、結局採用されなかったです。ちなみにボクの過去のタレコミの中には「ロッキード社がJSFを受注」というのもあるんですが・・・。

で、まぁ川崎の受注の話なんですが、ちょっと問題になりそうな論点が二つほどあります。

一つ目は、この受注案件は元々航空自衛隊の「次期戦術輸送機C-X」と海上自衛隊の「次期対潜哨戒機P-X」の両案件を一括受注したものです。この入札案件は、川崎のほかに三菱重工が受注をめぐって争っていたのですが、川崎側の「一括受注と機体の共通化によって、バラバラに受注するよりもコストダウンになる」という主張(というか設計)が受け入れられて受注に至ったそうです。

二つ目は、計算省のバカ官僚が「自衛隊の新規開発機を使って、次期民間航空機YS-Xを作ろう」とほざいてる件です。全く、バカにつける薬はありません。

まぁ第一のところについては、結果的にコストダウンに繋がるなら税金の節約になりますし、F-X(F-2)にしても最近三菱に案件を取られまくってジリ貧の川崎の防衛航空部門維持のためには必要かと思えます。ただ、JSFのときも話題になりましたが「一括発注は健全な防衛産業育成のためになるか」という一抹の不安もあります。

加えて、C-Xが国産開発の必要があるのか、という問題も残されています。と言うのは、元々C-Xに関してはアメリカ側からC-17グローブマスター3の採用に関して強力なプッシュが存在していましたし(5年から3年くらい前の業界雑誌≠軍事航空オタ雑誌をご覧になるとわかると思います)、調達数の少なさから考えれば独自開発は割に合わないと思います。C-17はジョークとしても、現用のC-130Hの後継機種であるC-130JやエアバスA400、An-72などの低価格で魅力的な機種が存在するにも関わらず・・・です。

第二の点ですが、はっきり言って話になりません。そもそも、軍用機に求められるスペックと民間機に求められるスペックは大きく異なるので、軍用機から民間機の転用でどれだけ開発費の削減になるかは未知数です。また、YS-Xが取り沙汰されるたびに重要な争点となっているのが、「果たしてコストを回収できるのか」という問題です。特にYS-11が優れた機体であったにもかかわらず、ビジネスとしては大失敗だったことを考えると良くわかると思います。

加えて、YS-Xの思想自体が古い、という点も挙げられます。というのは、90年代に入ってから小型から中型の中間に位置する短距離航空機は、80年代に流行ったターボプロップ機からリージョナルジェットに市場が大きくシフトしている点です。

リージョナルジェットとは、ビジネスコミューター機や自家用機として使用されるリアジェット機を民間航空用のジェット機として転用したもので、一見採算が取れそうもないですが80年代の小型ジェットエンジンの急速な燃費低下により短距離路線に適合した有力な機種としてここ数年大ヒットを飛ばしたクラスです。リージョナルジェット市場は、RJブームの火付け役となったカナダのボンバルディア社と、ブラジルのエムブラエル社が有力なプレイヤーとなっており、このほかにも米独のフェアチャイルド・ドルニエや、フランスのATR、最近では中国の中国航空鉱業公司第一航空集団とGEの合弁など参入する企業はどこもすごい強豪ばっかりだったりします。またRJの上のクラス(ストレッチのRJの上限は90席くらい)には、ボーイング(旧MD)のB717があったりして、中途半端に中間で、しかも軍用機転用(おそらくP-Xの転用)のYS-Xに勝ち目があるかというと、戦う前から勝負はついてるといっても過言ではありません。

というか、そもそも計算省なんて時代錯誤の共産主義者集団はお荷物だからさっさと解体して欲しいと想うのはボクだけでしょうか?

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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