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von_yosukeyanの日記: 謎の円盤

日記 by von_yosukeyan

実は、大昔にアレの飛行試験をやってるARPAの記録フィルムを見たことがある。今思えば、あのシステムは単純にエンジン排気を地表に吹き付けるタイプではなく、巨大なターボファンエンジンを積んでいるか、エンジン排気でローターを回すようなシステム(BoeingとかのJSFに積んでるF101みたいなエンジン)であると思う。

そうでもなければ、形状を円形にする合理的な説明にならない。あの形状だと、全翼機にしては揚力を発生させることはできないだろうし、外観からして推進用のエンジンが見えなかったように思える

元記事にも書いたが、実際に50年代から60年代にかけての時代は、もっとも垂直離着陸機開発に情熱が注がれた時代であった。英ホーカー社のハリアーと、ソビエトのヤコブレフ設計局のYak38くらいしか実用にならなかったが、後に膨大な研究データーが残された。
この情熱はどこから来ていたのかと言うと、巨大空母や前線基地を維持することなく実用的に使用できる戦術支援機を開発することであった。例えば、空母を例にとって見ると重量の重い戦闘機や攻撃機を発進させるためには、蒸気ピストンを利用したカタパルトが必要である。このカタパルトは実にコストのかかる代物で、原子力動力船であれば原子炉の廃熱を利用することができるが、通常動力であればボイラーを用意しなければならない。また寿命も限られランニングコストが高い。その上実用化に成功していたのは、現在でもアメリカのみという低落であった。
#じゃ、他の国はどうしてたかって? フランスはアメリカから買ってるし、ソビエトは戦闘機が普通に離着陸できるほど超巨大な空母を作ったのだ

ハリアーは、推力偏向が可能な4個のノズルから、排気を直接吹き付けることによって垂直離陸が可能だが、排気による地上への被害が大きいし、離陸によって膨大な燃料が失われる。結局、地上運用であれ会場運用であれ、ハリアーは単なる短距離離陸機として利用されているだけで、デンマークのドラケンやグリペンと何の変わりはない。

Yak38フォジャーはどうかというと、この機体には推進用エンジンと、垂直離陸用のエンジンの合計二種類を積んでいる。当然、不恰好で燃料消費が大きく、後継機のYak40フリースタイルが開発される前にソビエトは崩壊してしまった。JSF計画で、ノースロップ・グラマンが提案したプランに、離陸用エンジンを搭載した型があったが、軍やAW&STをはじめとする航空産業界の嘲笑を買ったのはそういう背景がある。

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