von_yosukeyanの日記: あいうえお 4
木村っちの不良債権処理の常套句に「あいうえお」ってのがある
あっという間に
いっせいに
うむをいわせず
えこひいきなしに
おわらせる
ってことらしい
ところで、不良債権処理を終らせた後の金融行政ってのが、木村っちにしても竹村氏にしても、ましてや7大銀行にしても、青木・亀井両氏のような政権批判派にしても、具体的なプランとして存在しない気がする。あるにはあるのだが、「構造改革」だとか「積極的な財政出動」みたいな繰り返されてきた言葉で、なんとも漠然とした感がある
そういえば、日本マクドナルドの中間決算が出たが、何とか黒字は確保したものの大幅な利益ダウンになったそうだ。一時期、低価格なハンバーガーの売上で業績は上向いていたが、価格を元に戻した途端売上が減り、再度の値下げに追い込まれた末のこれだ。
元々、マクドナルドは店舗の固定費に加え、米国本社に対する商標権などのブランド料などが固定費として存在している。そして、原材料費の大きな比率を占める牛肉は、豪州産を使用しているので当然為替が業績に影響してくる。
ブランド料に関しては、確か今年から値上げが予定されていたはずだし、一時期対円で下落していた豪ドルも持ち直してきたので、業績に対しては二重の打撃になっている。加えて、値下げ戦略が「飽きられてきた」というのが一番の問題だ。
そもそも、外食産業でもマクドナルドのようなファーストフードは、値下げによる恩恵を最も受けやすい。基本的に、半数は持ち帰りなので店舗の回転率は元々高いし、値下げをすれば一時的には売上は伸びる。その代わり、メニューは幅が広くないから「飽きられ」れば、マクドナルドに追随して値下げした他のファーストフードに客を奪われてしまう危険がある。
しかし、値上げは簡単に客が流出してしまうので安易に行えないし、かといって店の固定費は削減しようがない(だから固定費なのだ。ファーストフードは効率化の余地がないほど固定費が固定化している)。売上を伸ばすためには、既存のメニューとは異なった付加価値の高いメニュー、例えばランチメニューの充実や、サラダ類などを増やす必要があるが、これらは持ち帰りがしにくいし、メニューが増えるので固定費は増大するし、回転率は悪くなる。
大手銀行の不良債権処理問題にしても、同じような問題がある。(新たに発生する不良債権のことはとりあえず忘れて)不良債権の最終処理を行ったとしても、銀行が既存の収益モデルで利益を上げるには、貸し出しポジションを増やさなければならない。しかし、すでに飽和状態にある中小企業向けの貸し出しポジションは、地銀や信金など中小金融機関に押さえられているし、そもそも不良債権処理費用の捻出のために、これらに対して貸し剥がしを行っている大手銀行は恨みを買っている。大企業向けの貸し出しは、元々からして金利水準が低すぎるし、健全な大企業であれば銀行からの融資ではなく、社債など金融市場から直接資金を調達することができる。
となれば、残る収益源は個人向けの貸し出しの増加だが、これも簡単ではない。大手銀行は、最近さかんに個人向けローンポジションの拡大を図っているが、よく見てみるとこのような個人向けローンは、大抵が大手のサラ金会社に与信スキームを依存しており、銀行自体に個人向けローンのノウハウがあるわけではない。
何度も繰り返すが、そもそもマネーセンターが日本に6行も必要なのか疑問に思える。このうち、3行は経営状態が非常に脆弱だし、残る3行のうち1行は収益率は高いが不良債権額が巨額すぎるし、残る三菱東京と住友信託銀行は収益率が低すぎる。かといって、合併は不良債権処理を遅らせるだけだし、これまでうまくいったためしがない。経営不振行の4行のうち、2行は市場から退場すべきではないだろうか
質問 (スコア:1)
店舗・人件費などを圧縮する効果はありそうですが、貸出金利を上げたり・資 金調達コスト=預金金利を下げるのは難しいでしょう。
結局は、資金需要が旺盛な新規産業が立ち上がる(日本国内である必要はないで しょうけれど)しかないのかなあ。
佐藤亮一 in Frankfurt Germany
Re:質問 (スコア:1)
前者に関しては、たとえば北関東とか関東地方、関西、北九州みたいな地域で規模が小さい割には経営状態が悪くて、地域経済もイマイチみたいなところの話だったりするんですが、中京地方みたいに地域経済がそこそこで経営状態のいい銀行があるけど商売になんない銀行ってのも今後は問題になるのかもしれません。
で、問題は都銀の問題なんですが、かつてニューヨークの7大商業銀行が全部外資だとかに買収されちゃったり地銀に飲み込まれちゃった話をしたと思うんですが、普通銀行というか商業銀行ってのは規模を追及してなんでもかんでもやりますよ、みたいなビジネスモデルってうまくいかなかったわけで(世界的に見てもうまくいった例ってないんですが)、利ざや収益に生きるんだったらリージョナルバンクみたいに個人とかSOHOに特化しろよとか、赤字垂れ流しのシステムビジネスだとか、外国業務なんか思い切ってやめちまえよってのが出来ないところが痛いんです。実際、某銀行なんて未だに「大企業の長期資金需要を担います」なんて言ってますけど、アレすぎです
で、地域金融機関なんてのは、これまで大して儲けにならなかった都銀への資金融通だとか、都銀と協調して地域とは縁もゆかりもない大企業への貸出なんかよりも「都銀は地域からは逃げられるけど、地銀は地域からは逃げられない」って現実にいいかげん気づきはじめてるからいいんですけど(横浜銀行とか)、都銀の中には債権の流動化(証券化)を最初から前提して、中小企業への貸出を強化してるところもあったりするんですが、そういうところってあんまないですし、この前FSAに怒られたうんこ銀とごみ箱銀の二つなんて、なんかしぶしぶですからねぇ
退場 (スコア:1)
1行は想像がつきますが、もう1行がどちらなのか悩んでいます。
Re:退場 (スコア:1)
信託なんて規模は高が知れてるし、何とかなるんじゃねーノって待ったり感があったりして、それはそれでいいと思うんですが、資本金に占める公的資金比率が最も高いところだったりするんで、どうなるかわからんですね。つか、この銀行の内情は良く知らなかったり。M派とC派が喧嘩しててT派がどっちからもいじめられてるってのはよく聞きますけど
うんこ銀は、悪い悪いと言われてますけど、そんな悪くないんじゃないですか? 企業統治って点からはかなり評価できますし、不良債権の引当比率って危険債権でも25%くらいキープしてるんで、そこそこ評価できるんですが。勘定系売っちゃったし。生保問題もないし。寺西君もそんな悪い人じゃないんですけどねぇ 顔がダメだけど
ごみ箱銀は相変わらず香ばしいですけど、別にマネーセンターバンクとしてがんばるって訳でもないですし、さいたま!とおおさかの銀行としてこれからもがんばっていけると思いますし、事実そうなりそうな気がするんですが。いずれにしても、さいたま県人の心を繋ぎとめられるかどうかは、ミッフィーちゃんにかかってることは確実ですね
だめぽ銀はダメじゃないですか? 表面上いいんですけど、引当不足だし、経営の意思統一ができてないっていうか、内部文書垂れ流しですからねぇ あそこ。それに生保問題もあるし、収益率低いし、この前もわけわからん経営計画立ててるし、国営化して前田君を北朝鮮の初代駐朝大使にするってのはどうですかね? アカ同士、気が会うと思いますよ