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von_yosukeyanの日記: しつこく地域通貨について 2

日記 by von_yosukeyan

地域通貨については過去にも書いたが、ちょっと改めて地域通貨について考えてみたいと思う

ボクは、地域通貨支持派にまとわりつく政治的バックグラウンドの胡散臭さや、山形の地域通貨批判に賛同しているのでちょっと斜めに構えているところもあるが、単純に法定通貨以外の価値交換概念自体はそれほど悪くないアイディアだと思っている

でも、それは例えばスーパーやクレジットカードのお買い物ポイントだとか、Webマネーなんかを含んだ電子マネーといった広義の「法定通貨以外」も含んだ話になってしまうのではないか、といわれてしまうかもしれないが、正直言って地域通貨も概念的には大してそれらと違いはないと思ったりする

例えば、地域通貨はやたらと労働の対価としての価値交換概念とか、地域に密着しているとか、利子の概念がなく時間の経過と共に価値が減少するといったことを強調したりするんだけど、お買い物ポイントだって利子はつかないし(ボーナスポイントとかは別)有効期限が決められているものだってあるし、既存の商店街のお買い物ポイントだって地域に密着してない訳じゃない。要は、地域通貨はそれを賃金の支払だとか、いろいろな支払にも使えますよ、ということくらいだ

そうなると、地域通貨は別に法定通貨と対立する概念と考える必要はないし、変に左かかった概念で考える必要はないんじゃないかな、と思うのだ

(おそらく、続く)

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • ボク自身も関心があって、ちょこちょこ動いてますが、多少は見方が
    クールになってきたのでコメントを試みたいと思います。

    # 自分自身の思考の整理ということも。
    # 浅学は言い訳ながら予めお詫び。

    > 単純に法定通貨以外の価値交換概念自体はそれほど悪くな
    > いアイディアだと思っている

    これは実生活の中、すでにかなりの場面こういう価値交換はあるわけで。
    ただ、それにわざわざ「通貨」という名前をもたせて何かを介在させる
    必要があるのかどうかにはかなり疑問を持つようになってます。

    > 正直言って地域通貨も概念的には大してそれらと違いはない

    これは半分はあたっていると思います。
    ボクはどう違うのか、という事をすっきりと説明出きている方にはまだ
    出会えてません。ボクもできないでしょう。
    ただ、一企業やら業者だけの恣意的運用と、それ以外の人も巻き込んだ
    公正な運用の違いだという方も居られました。もっともな点もありますが
    あくどい商売をしているところは、それを知るに至った消費者によって
    衰退の憂き目にあうようになるはずですし、そうならない状況の場所で
    あったなら、なおのこと地域通貨に公正さなど求められないのではないか
    と思いますね。大衆にそれほどの公正さを期待するのはおそらく幻想です。

    それに少なくとも法定通貨のほうが肌になじむという「感覚」は多くの
    人の中にあるのも事実。しかし、その感覚が感覚以上にはなっていない
    ということが最も重要な事実かもしれません。

    つまり法定通貨の持つ特徴を理解していないまま、既存の経済機構に
    ついて好印象を抱いていない人間がなんとなく地域通貨擁護に回って
    いるだけであったり。逆に、既存の経済機構の中にある幾つかの陥穽
    みたいなところに気がついてない人が頭ごなしにそれを批判している
    かのような感じがしています。

    # 妙に左がかった人に地域通貨の過剰なまでの援護者が多い気がする。

    > 要は、地域通貨はそれを賃金の支払だとか、いろいろな支払にも使え
    > ますよ、ということくらいだ

    使っている例もありますよ、ということですね。
    ヴェルグルの労働証明書 [wide.ad.jp](リンクは一例)
    の例が最近よく出されてますが日本だとどうなるのか?サービスの対価とし
    て地域通貨を受け入れている企業もわずかばかりありますが、曰く
    「ボリュームとして大したこと無いので」
    だそうです。

    それと、ヴェルグルという町の実際の経緯がどうだったかというより、
    税収の増加とか失業の解消とか、そういう結果ばかりがクローズアップ
    されているのもおかしなことで、地域通貨を導入しようとしている人たち
    の多くがこの安直な結果に飛びつくだけという気も。

    実際、地域でサービスなり物品の需要と供給がちゃんとバランスしていない
    と、かけ声ばかりで終わるのは目に見えているのに、地域通貨を導入すれば
    それだけで地域が良くなると誤解している人たちも多いように思います。
    で、これまで地域でのそういうバランスが取れているところは、ハナから
    地域通貨に頼る必要はおそらくないでしょう。出ていくものと入るものが
    適切な均衡で推移しているなら、当初から必要性を感じる人はだれも
    居ないでしょう。過去から広く流通しているものは伊達ではない。
    誤った地域の運営に対して厳しい結果が出ているのを、法定通貨の
    せいにだけしては虫が良すぎます。

    行政が地域通貨に言及するのは、

    ・法定通貨での支払増加を減らしたい
    ・過疎などの問題を解消したい

    という2点が主な動機に思えますが、これを解決するのが地域通貨か?
    と言われると、それを道具の一つとして使うという割り切りがきちんと
    できていないままには解消できる可能性はおそらく無いでしょう。
    うまく行っているところは、地域でのニーズ把握し、それに応えるために
    はどういう形でサービスを提供すればいいかという調査研究に時間を
    費やしていると思います。多くの人が思っているような、浮ついた
    テーマでは動いてないでしょう。

    あと逆説的な言い方ですが多数の公債を発行したことで得られるお金で
    支払を受けるのと、地域通貨で支払いを受けるのと、どっちが幸せか
    ということも。法定通貨をうまく運用できていない人に、地域通貨が
    うまく立ち上げられるかというのははなはだ疑問。
    地方債の代わりに地域通貨を発行して、それでなんとかなるのなら、
    地方に落とされた財はそもそも地域外に流出しえないでしょう。
    補助金をもらって施設を建てて、インフラを整備したところで
    --
    -- (ま)
  • by wosamu (4952) on 2003年01月22日 19時50分 (#241161) 日記
    地域通貨に関しての続編は待ってたりもする。

    地域通貨に思想的バックグラウンドをくっつけてどうこう言う人って結局エンデの言う「パン屋のお金とばくちのお金」による感情的な話しかしてないんじゃないかなあ。
    どんな金でも金は金だよねえ。
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