wai2pulserの日記: 打ち所の良い日記
日記 by
wai2pulser
「ダブルクリックを教えて繁盛記」
週刊誌で長期連載されているヘルプデスクさんの体験実話コラムだ。
初心者を甘やかず、しかもメーカーのコールセンターに対しても辛口の文体が、良くも悪くも話題となっている。
実は、そのコラムは筆者自身の体験ではなく、ネタの提供元が存在する。
それが、私だ。それどころか、最近では執筆自体も私が行っている。
ネタ元として話を提供していた時期から、私の口調をそのまま文章にしていたため、自分自身が執筆をしても何の違和感もない。
しかも、打ち合わせ、入校など、全てをオンライン化しているため、編集サイドもその事には気づいていない。
そもそもこの連載は長期に渡るはずではなかった、と聞く。最初は単なる間抜けで愉快なエピソードを書き連ねていたのだが、ネタ切れと共に読者からの投稿頼みになってしまった。プロでなく、ライター崩れがバイト感覚でヘルプデスク業務に従事した程度では、所詮その程度なのだ。
そんな彼と私は、とあるさびれたホテルで出会った。
ホテル備え付けのバーで知り合い、彼はネタ切れの愚痴をこぼしていた。彼が今まで書いたというエピソードには、長年ヘルプデスク業務に携わっていた私自身の体験とオーバーラップする部分が多々あり、共感できた。私も酒が回り、自分自身の珍妙な経験を酒のつまみにしていた所大いに気に入ってもらえたようで、ネタを売ってくれと持ちかけられたのだ。
その当時私は仕事に嫌気がさしていたこともあり、安住の地を求めて放浪の旅に出ていたのだ。わずかな蓄えは明らかに目減りしており、彼が本気で望むのであればその話に乗ることにした。
彼はネタ元を、私は当面の生活費を得ることとなった。ある意味、共生として完成した生活だった。私の視点、口調は多少キツいのだが、スパイスが利いていると読者からの反応も良くなってきた。ブランドとして文体が確立されたため、他誌への書き下ろしも含め、連載、ギャランティーともにアップしていった。
安定した生活を手に入れたのは良いが、数ヶ月もするとお互いのことを邪魔に思うようになった。徐々にではあるがライターとして売れてきたため、実力だと勘違いしている彼。 人からネタを得てやっとライターとしてやっていける癖に、と私が思ってしまうのはごく当然ではなかっただろうか。実力もないくせに、ギャラの配分が不公平なのではないかと口論が絶えなかった。
先ほども書いたように、今では彼のペンネームだけが独り立ちをしており、実際の執筆は私が行っている。
つまり、私は私であると同時に、彼なのだ。
ラジオから脱獄囚に関する情報を求める広報が流れてくる。残念ながら、その脱獄囚は見つかることがないだろう。
どういう意味かは、ご想像に任せる。私は執筆活動で忙しい。説明している暇はないのだ。
週刊誌で長期連載されているヘルプデスクさんの体験実話コラムだ。
初心者を甘やかず、しかもメーカーのコールセンターに対しても辛口の文体が、良くも悪くも話題となっている。
実は、そのコラムは筆者自身の体験ではなく、ネタの提供元が存在する。
それが、私だ。それどころか、最近では執筆自体も私が行っている。
ネタ元として話を提供していた時期から、私の口調をそのまま文章にしていたため、自分自身が執筆をしても何の違和感もない。
しかも、打ち合わせ、入校など、全てをオンライン化しているため、編集サイドもその事には気づいていない。
そもそもこの連載は長期に渡るはずではなかった、と聞く。最初は単なる間抜けで愉快なエピソードを書き連ねていたのだが、ネタ切れと共に読者からの投稿頼みになってしまった。プロでなく、ライター崩れがバイト感覚でヘルプデスク業務に従事した程度では、所詮その程度なのだ。
そんな彼と私は、とあるさびれたホテルで出会った。
ホテル備え付けのバーで知り合い、彼はネタ切れの愚痴をこぼしていた。彼が今まで書いたというエピソードには、長年ヘルプデスク業務に携わっていた私自身の体験とオーバーラップする部分が多々あり、共感できた。私も酒が回り、自分自身の珍妙な経験を酒のつまみにしていた所大いに気に入ってもらえたようで、ネタを売ってくれと持ちかけられたのだ。
その当時私は仕事に嫌気がさしていたこともあり、安住の地を求めて放浪の旅に出ていたのだ。わずかな蓄えは明らかに目減りしており、彼が本気で望むのであればその話に乗ることにした。
彼はネタ元を、私は当面の生活費を得ることとなった。ある意味、共生として完成した生活だった。私の視点、口調は多少キツいのだが、スパイスが利いていると読者からの反応も良くなってきた。ブランドとして文体が確立されたため、他誌への書き下ろしも含め、連載、ギャランティーともにアップしていった。
安定した生活を手に入れたのは良いが、数ヶ月もするとお互いのことを邪魔に思うようになった。徐々にではあるがライターとして売れてきたため、実力だと勘違いしている彼。 人からネタを得てやっとライターとしてやっていける癖に、と私が思ってしまうのはごく当然ではなかっただろうか。実力もないくせに、ギャラの配分が不公平なのではないかと口論が絶えなかった。
先ほども書いたように、今では彼のペンネームだけが独り立ちをしており、実際の執筆は私が行っている。
つまり、私は私であると同時に、彼なのだ。
ラジオから脱獄囚に関する情報を求める広報が流れてくる。残念ながら、その脱獄囚は見つかることがないだろう。
どういう意味かは、ご想像に任せる。私は執筆活動で忙しい。説明している暇はないのだ。