waneの日記: 茶色のスーツ 8
1990年代後半に読んだ雑誌で、サヴィルロウで茶色の生地のスーツの仕立てが解禁されたというのが載っていた・・・
気がするのだが、今ネットでいくら探しても出てこない。
今とは違って雑誌の記事がそのままネットに載るなんてことも無かった時代だし、残ってなくてあたりまえなんだが。
記事は
ロンドンの貴族が休日用の色(茶色)のスーツを着て地方に遊びに行った時に、田舎者が
「茶色のスーツこそ都会のお洒落なスーツだ」と勘違いして、ロンドンにやってくるお上りさんが
みんな茶色のスーツを着て来るようになった事で、茶色のスーツは田舎者が着る恥ずかしい服
という認識になり、これを知らない自分の店の顧客に恥をかかせないために茶色の生地の仕立ては
当面止める事にしたが、それが何十年か経ってようやく解禁された
みたいな内容。
なぜこんな記事を覚えているかというと、成人式の時に買ってもらった吊るしのスーツが茶色だったので。
バブルの頃のスーツで仕事では着れないダブッとした型(ソフトスーツとか言ってなかったっけ)だったし、
そもそも卒業するころには体型が変わってキツくなってたから仕事には使わなかったけど。
で、記事は無いんだけど、じゃぁそういう事実も無かったのか?というとちょっと微妙なところ。
似てる話しで「No Brown in Town」という不文律があるらしく、イギリスのサイトの記事だけど、
ロンドンの金融街では茶色の革靴はNGみたいな話し。
茶色の靴がダメな理由は
「茶色は田舎の色で田舎者の靴は馬糞と粗悪な靴墨のニオイがするから」
らしい。伊達男で有名なボー・ブランメルのこじつけらしいけど。
今でも茶色の革靴でシティーの会社の面接行くと落とされるとか書いてある。
階級社会怖い。
茶色の服を仕立てなかったとか仕立てを解禁したとかは書いてなくて、実際どうだったんだろう?と疑問は残る。
服と靴。どっちも「wear」。
ひょっとして記事書いた人が元記事の英文を誤訳したのか?とか少し思ったけど、だったらサヴィルロウは出てこない、
いや服と合わせるのに靴も用意するから出てくるのか。
そんな記事は無かった事を確認するのは悪魔の証明に近い気がするけど、もしそういう事実があったのなら
wikiあたりに書いてあってもおかしくない気がしているけど英語のwikiページにも載ってない。
「ネットに載ってない=そんな事実は無かった」みたいなことにはならないと思うけど、
よくいる「ソース出せ」な人への対応には困る。
情報が電子データになっていろんな記事が書かれるけど些末な記事はすぐ消えるしInternet Archiveだって万能じゃない。
そんな事考えてたら、石板とか粘土板とか優秀なんだなと思ったりする。
まぁどんな情報でも残らない時は残らないし、見つからない時は見つからないんだけど。
結局スーツは20着以上買ったけどブラウンスーツは自分で買う事はなかった。
ベージュのスーツ (スコア:2)
以前、ベージュのスーツを持ってたけど、なんとなく着る機会が無くて、そのうち体形が変わって着られなくなった。
何時も着るのは黒とか紺とか無難な色のスーツばかりで、気に入ってたのに何となく着そびれてしまった。
おしゃれな人って、ある程度他人を気にしない精神的な強靭さが必要なんだと思って、自分にはそれが無い事を自覚して、それからは無難な服ばかり着てる。
無難な服は楽だけど、個性的な服を着ている人がうらやましいような気もする。
就活の書類にはる証明写真にカラーは非常識 (スコア:0)
というニュースかなんかが炎上したことがあったような。
10年前か20年まえかも覚えてない。
昔は証明写真と言えばモノクロが普通だったから、就活の
履歴書なんかも高確率でモノクロだったんだよね。
今じゃ証明写真もほぼ100%カラーなので、そういうのが
話題になることもなさそう。
昔1着持ってたけど (スコア:0)
蛍光灯の光が当たる所に吊るしておいたらあっという間に赤が抜けて緑色になっちゃったなぁ。
スーツと言えば (スコア:0)
紺かグレー、少し離れた三番手が茶色とか聞いた気が、それ以外は邪道とも。
なので三着目に茶色を買う事が多かったです。
そうなると黒と茶の靴とベルトが必要になりますが、靴を履いた後休ませるのにも丁度良い感じで。
学生の頃はBEAMSとか行ってましたが、社会人になったら沢山着るので2プライス系が殆どに。
最近は大きいサイズのお店ががが。
靴のレベル (スコア:0)
服は知らんが、靴は黒以外はカジュアルに近いので固いところはNGだよ。
セミフォーマル(=ビジネス)で履ける靴にもレベルがあるけど、黒でなければカジュアルよりになります。
スーツを着ないでいいような職場はもちろん気にしなくていい。
服のレベルに合わせてくれ。
そういえば、茶色のスーツを買ったときは本当に大丈夫ですかって確認されたことがあったな。
AOKIとかの量販店で。
Re: (スコア:0)
冠婚葬祭やプロトコルを気にする世界でなければ茶色の靴を問題視するのは、ほんの一部の世界でしょ。
金融とかガチガチの世界ならともかく、茶色のスーツが許されるなら靴も問題視されない。
Re: (スコア:0)
「固いところ」と「スーツを着ないでいいような職場」の間の説明を追加してくれてありがとう。
固くなくて茶色のスーツを着ても大丈夫なようなところは
カジュアルよりな茶色のビジネスシューズでも大丈夫だね。
服のレベルに合わせてくれ。
Re: (スコア:0)
英国の話ですよね?
高温多湿の日本で革靴やスーツにネクタイを強要する人や組織はバカだと思っている。
未来から近現代(坂本龍馬は一時ブーツを履いていたんだっけ)を見た時には、西洋かぶれの愚かな時代だと思われるのでしょうね。
「欧州ではこうだ」という知識として知っておく分には良いと思うけど。