y_tambeの日記: ウイルスの環境適応
日記 by
y_tambe
ウイルスといっても生物に感染する方のウイルスの話からの導入になるんだが。
ご存じの方も多いとは思うが、ウイルスにはインフルエンザのように一過性に感染して治ってしまえばその人の体からいなくなってしまうものがいる一方で、ヘルペスウイルスのように一生涯に渡って潜伏感染し、普段は鳴りを潜めているが宿主の体調が悪くなると増殖するタイプのものもいる。
あまりメジャーな考え方とは言いがたいのだが、合目的的な解釈として、こういったタイプの違いをウイルスが生育/増殖する環境に応じた進化だとする考え方がある。
ウイルスの増殖に極めて適した環境とは、すなわち元気のいい宿主となる生物がいっぱいいて、しかもその宿主間で伝染が容易なところだと言われている。すなわち人間社会であれば人口が多くて人口密度も高い都市を指す。このような環境であるウイルスが最もよく増殖するためには、他のウイルスによって宿主(の生合成能力)が奪われるよりも先に増殖していくことが必要になる。また、そのためには宿主の持つ免疫力などの抵抗性に打ち勝って素早く増殖することが要求される。
従って、都市型社会に適応したウイルスとは、伝染力が極めて高く、ビルレンス(感染した場合の毒性)も高いものが多い。それによって感染した宿主は大ダメージを受け、死にいたるかもしれないが、ウイルスの方から見れば気にすることはない、いくらでもかわりがいる環境なのだ。
これに対して田舎型というか過疎地型社会ではどうか、というと、もし都市型と同じような戦略をとっていたとしたら、人口の少ない集落で蔓延したが最後、その集落が全滅すると同時にウイルスも絶えてしまう(ヒト以外の宿主に感染できるならまた別だが)
あまりにビルレンスの高いウイルスは淘汰され、逆にビルレンスの低いウイルスの方が却って有利になる。またそういった集落同士での数少ない人の交流のチャンスを逃がさずに伝染するためには、宿主を傷つけない程度に持続して感染しつづけるといった戦略が要求されてくる。そのためこのタイプのウイルスが潜伏感染するようになった、と考えるわけだ。
まぁもちろんこんなに単純化してすべてを考えるわけにはいかないが、なかなか説得力はあると思う。
何でこんなことを思い出したかというと、とある掲示板で「教えて君」っぽい人にであったから。基本的に「教えて君」は徹底して無視というのが僕のスタンスなんだが、ネット上では今や質問に答えてくれる親切な人がいくらでもいるわけで。教えて君が増えるのには絶好の環境なんだろうな、としばしば考えてしまう。
結果から言うと、今回のケースは最初の質問への答えが簡単に得られたもんで、つい、さらに簡単な質問までしちゃったようで、悪意があったわけでもなく、指摘を受けた後の態度もきちんとしてたので、まぁ無事に収まりがついてよかったのだが。
ご存じの方も多いとは思うが、ウイルスにはインフルエンザのように一過性に感染して治ってしまえばその人の体からいなくなってしまうものがいる一方で、ヘルペスウイルスのように一生涯に渡って潜伏感染し、普段は鳴りを潜めているが宿主の体調が悪くなると増殖するタイプのものもいる。
あまりメジャーな考え方とは言いがたいのだが、合目的的な解釈として、こういったタイプの違いをウイルスが生育/増殖する環境に応じた進化だとする考え方がある。
ウイルスの増殖に極めて適した環境とは、すなわち元気のいい宿主となる生物がいっぱいいて、しかもその宿主間で伝染が容易なところだと言われている。すなわち人間社会であれば人口が多くて人口密度も高い都市を指す。このような環境であるウイルスが最もよく増殖するためには、他のウイルスによって宿主(の生合成能力)が奪われるよりも先に増殖していくことが必要になる。また、そのためには宿主の持つ免疫力などの抵抗性に打ち勝って素早く増殖することが要求される。
従って、都市型社会に適応したウイルスとは、伝染力が極めて高く、ビルレンス(感染した場合の毒性)も高いものが多い。それによって感染した宿主は大ダメージを受け、死にいたるかもしれないが、ウイルスの方から見れば気にすることはない、いくらでもかわりがいる環境なのだ。
これに対して田舎型というか過疎地型社会ではどうか、というと、もし都市型と同じような戦略をとっていたとしたら、人口の少ない集落で蔓延したが最後、その集落が全滅すると同時にウイルスも絶えてしまう(ヒト以外の宿主に感染できるならまた別だが)
あまりにビルレンスの高いウイルスは淘汰され、逆にビルレンスの低いウイルスの方が却って有利になる。またそういった集落同士での数少ない人の交流のチャンスを逃がさずに伝染するためには、宿主を傷つけない程度に持続して感染しつづけるといった戦略が要求されてくる。そのためこのタイプのウイルスが潜伏感染するようになった、と考えるわけだ。
まぁもちろんこんなに単純化してすべてを考えるわけにはいかないが、なかなか説得力はあると思う。
何でこんなことを思い出したかというと、とある掲示板で「教えて君」っぽい人にであったから。基本的に「教えて君」は徹底して無視というのが僕のスタンスなんだが、ネット上では今や質問に答えてくれる親切な人がいくらでもいるわけで。教えて君が増えるのには絶好の環境なんだろうな、としばしば考えてしまう。
結果から言うと、今回のケースは最初の質問への答えが簡単に得られたもんで、つい、さらに簡単な質問までしちゃったようで、悪意があったわけでもなく、指摘を受けた後の態度もきちんとしてたので、まぁ無事に収まりがついてよかったのだが。
ウイルスの環境適応 More ログイン