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19934 journal

yasuokaの日記: ミキサーとハイイロガン 14

日記 by yasuoka
『唐沢俊一の雑学王』(廣済堂出版, 2007年3月)を読み返していて、また妙な記述があるのに気づいた(p.45)。

それらの知識は、決して特権階級の独占下にあって封印されているわけではない。あまりにバカバカしく、また、あまりに何の役にも立たないために、誰からも見向きもされず、放っておかれているのである。例えば、「ミキサーは発明された頃、バイブレーターと呼ばれていた」とか、「ハイイロガンには、ホモのカップルがおり、しかもプラトニックである」などという奴だ。

そんな奴は知らん。ミキサーの発明といえば当然、Arnold Electric CompanyのStephen John Poplawskiってことになるが、彼の当該特許U. S. Patent No.1480914のタイトルは『BEVERAGE MIXER』だ。バイブレーターなどとは呼ばれてない。「呼ばれていた」っていうのなら、1922年の発明当時にそう呼んでた奴を連れて来なさい。

ハイイロガンの方は、竹内久美子の『男と女の進化論』(新潮社, 1990年11月)あたりからパクってきたネタのようだが、だとすると元ネタをちゃんと読めてない。そもそもハイイロガンのホモカップルは、両方とも「タチ」に回ってしまうので、ホモセックスが成立しないっていうネタだ。求愛行動それ自体はするのだから、別にプラトニックでも何でもない。

つまり、『唐沢俊一の雑学王』に出てくるこれらのネタは、役に立たないからではなく、ガセネタだから無視されているのだ。それにしても、この『唐沢俊一の雑学王』、秋葉原駅の開業にしろ、ブラジャー型の補聴器にしろ、ABO血液型にしろ、これほどまでにガセネタをバラマキたがるのは、一体ナゼなんだろう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年02月21日 7時32分 (#1300881)
    >彼の当該特許U. S. Patent No.1480914のタイトルは『BEVERAGE MIXER』だ。バイブレーターなどとは呼ばれてない。

    仰っている意味がよく判りません。未知論証ですか? 研究者失格ですね。 
    特許出願名が『BEVERAGE MIXER』である事は、ミキサーがバイブレータと呼ばれていなかった事とは全く関連しません。 通称や開発中の仲間内での呼称と特許出願名が違う事は、よくある事です。

    私にはバイブレータと呼ばれていたかどうかは判りませんが、スタンフォード大学のクイズクラブのページに類似する記載がありました。

    http://quizbowl.stanford.edu/archive/FraudBowl/gerbpak.html [stanford.edu]
    >B) Steven Poplawski invented this machine, which he originally called a vibrator, in 1922. A few years later he'd be embroiled in a lawsuit with a well-known investor into a similar machine.

    >A: BLENDER

    ガセ"ネタ"と認識する本をストーカーの様に読み返し、ネタにマジレスして優越感に浸ったような日記を書くのは、一体ナゼなんだろう。(←安岡孝一風)
    • えっと、このページってあくまで私の日記なので、必ずしも研究とは関係ないんですけど…。でも正直なところ、もし本当にVibratorと呼ばれてたのなら、技術史屋としては、その「当時」の証拠を見たいんですよ。そんなものが本当に存在しているのなら、それは新たな定説となって、技術史研究をほんのちょっと推し進めることになる。その点じゃ、ちゃんと典拠を示してない「クイズ」のページなど、残念ながら証拠になりえない。

      もちろん私の間違いがわかれば、いさぎよく「間違ってました」とシャッポを脱ぎます。実際シフトJIS [srad.jp]も間違ってましたし。その意味で私は、別に私の説に拘泥してるわけじゃありません。私は歴史の真実を知りたいんですよ。少なくとも私が真実だと信じられるものを。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >バイブレーターなどとは呼ばれてない。

        えっと、(笑) ミキサーの件に関しては、呼ばれていた「証拠」も無く、呼ばれていない「証拠」も無いので、この日記に安岡氏が前述しているように「呼ばれてない」と断定出来ないと言う事ですね。

        >1922年の発明当時にそう呼んでた奴を連れて来なさい。

        居たとしても、他界されていると思います。 たとえ存命中だとしても、安岡氏の欲求を満たす用件の為に、来日する確率は皆無でしょうね。

        もう一つ

        >別に私の説に「拘泥」してるわけじゃありません。
        • MixerとVibratorとBlender (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2008年02月21日 11時01分 (#1300961)

          ミキサーの件に関しては、呼ばれていた「証拠」も無く、呼ばれていない「証拠」も無いので、この日記に安岡氏が前述しているように「呼ばれてない」と断定出来ないと言う事ですね。
          それ、いくら何でも変。Mixerと呼ばれていた証拠があって、Vibratorと呼ばれていた証拠がないんだから、当時の呼び名はMixerだったと断定するしかない。もしACのエセ論理を認めると、それこそ当時Blenderと呼ばれていなかった証拠もないし、その他のどんな名前で呼ばれていなかった証拠もないから、Vibratorだけを特別扱いする理由が無い。
          --
          粘着AC相手にID出すのもバカバカしいのでAC
          親コメント
          • えっと、ACさん同士が議論してる中に割って入るべきかどうか、多少、悩んだんですが、どうやら沈静化したようなので…。

            Mixerと呼ばれていた証拠があって、Vibratorと呼ばれていた証拠がないんだから、当時の呼び名はMixerだったと断定するしかない。
            は、確かに正しいんですけど、実は、少なくとも私としては「MixerがVibratorと呼ばれていなかった証拠」があるのです。

            Arnold Electric Companyは、1914年11月21日にWisconsin州Racineで設立された会社なんですが、当時の同社の主力商品は電気按摩器つまりVibratorでした [thebakken.org]。で、Arnold Electric Companyは1922年にミキサーを発明するんですが、同社にはすでにVibratorと呼ばれている商品があったわけなので、別の商品であるミキサーをVibratorなんて呼ぶわけがないんですよ。つまり、このトリビアは本来「ミキサーを発明した会社は元々バイブレーターを売っていた」っていうものだったはずが、唐沢俊一がどこをどう間違えたのか「ミキサーは発明された頃、バイブレーターと呼ばれていた」っていうガセネタにしてしまった、のだと私自身は推測しています。

            でも、ここまで書いても、くだんのACさんは

            バイブレーターと呼ばれなかったという証拠がなければ、「バイブレーターなどとは呼ばれてない。」は、安岡孝一氏の推測での記載であり、詭弁でしかありません。
            という主張を続けるんでしょう。ですから、やっぱり私としては

            もし本当にVibratorと呼ばれてたのなら、技術史屋としては、その「当時」の証拠を見たいんですよ。
            で押し通すか、あとは放置するしかないんですけどね。
            親コメント
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