yasuokaの日記: 在留カードの正字に「仝」は含まれるか 1
『新しい外国人住民制度の窓口業務解説』(日本加除出版、2012年7月)を読んでいたところ、在留カードの正字に関して、妙なことが書かれているのに気づいた。p.47では
正字 工業標準化法(昭和24年法律第185号)に基づく日本工業規格(以下「日本工業規格」という。)X0221号(以下「国際符号化文字集合」という。)に規定する漢字(国際符号化文字集合附属書JA日本文字部分レパートリに該当するものに限る。)及び別表第一に定める漢字をいう。
という形で「正字」を定義しているにもかかわらず、p.49では、こんなことが書かれているのだ。
ア JIS X0208 (第1水準及び第2水準)
イ JIS X0213 (第3水準及び第4水準)
ウ JIS X0212 (補助漢字)
本告示においては,上記ア~ウの範囲の漢字(以下「日本文字部分の漢字」という。)を正字として定義することにした。
なお,いわゆるIBM拡張漢字は日本文字部分レパートリの通用日本文字集合に含まれる文字であるが,このうち漢字集合の類型に含まれてないものについては,本告示の定義においては正字に含まれないものと解しており,「髙」など正字に含めることが適当な漢字については,個別に別表第1で定めることとしている。
いや、その「含まれないものと解しており」って、それ、JIS X 0221:2007附属書JAを勝手に歪めて解釈してる。いくら「参考」だからと言って、そういう独自解釈は許されない。それにU+4EDD「仝」は、↑のア~ウには含まれてないみたいなんだけど、じゃあ、「仝」は在留カードの正字じゃないの? と思って、読み進めていったところ、p.112に以下の記述があるのを見つけた。
JIS X 0208,JIS X 0213,JIS X 0212の漢字は異なり13,109字であり,これがJIS X 0221の日本文字部分レバートリに該当する漢字である。
日本文字部分レパートリに含まれてる漢字は13143字。p.112で言うところの「日本文字部分レバートリ」(なぜかパじゃなくてバ)は34字たりない。ということは、[COMMON JAPANESE]にだけ含まれる34字は除くが、U+4EDD「仝」は除かない、ということなのだろうか。でもだったら、そもそも正字の定義を
国際符号化文字集合附属書JA日本文字部分レパートリに該当するものに限る。
にするんじゃなくて
国際符号化文字集合附属書JA [BASIC JAPANESE] [JIS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSION] [JAPANESE IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT]に該当するものに限る。
としなきゃマズイ。曲がりなりにも法務省告示なのに、どうしてそこまでJIS X 0221を歪めて解釈したいんだろ。
専門外だから分かってないんでしょう (スコア:0)
先生が行って教えてあげれば良いのでは