yasuokaの日記: 平成17年以降に子供の名づけに使えるようになった第2水準漢字
日記 by
yasuoka
思うところあって、平成17年以降の戸籍法施行規則改正で新たに「常用平易」だと認められた漢字のうち、JIS X 0213の第2水準漢字に含まれる29字をチェックしてみた。具体的には、平成16年の人名用漢字部会において用いられた漢字出現頻度数調査(文化庁、平成12年3月)と全国出生届不受理調査(平成2~15年)の結果を、これら29字について調べてみた。とりあえず、漢字出現頻度数調査における出現順位(カッコ内は出現回数)および不受理法務局数とともに、以下に示す。
- 瘍 1497(2850)0
- 諧 1746(1791)1
- 嗅 1971(1191)0
- 鬱 2125(906)0
- 喩 2234(773)2
- 嘲 2313(690)0
- 哺 2335(669)0
- 璧 2351(650)0
- 彙 2410(590)0
- 毀 2423(571)0
- 慄 2456(535)0
- 貪 2467(522)0
- 羞 2472(519)1
- 惧 2500(492)0
- 緻 2640(384)0
- 踪 2719(326)0
- 傲 2729(318)0
- 拉 2774(299)0
- 箋 2911(235)0
- 籠 2918(263)0
- 恣 2972(215)1
- 辣 3092(176)0
- 丼 3228(142)0
- 摯 3326(123)1
- 憬 3358(118)4
- 錮 3505(97)0
- 訃 3632(81)0
- 楷 3848(61)6
- 穹 4191(38)3
これらのうち、「穹」は平成21年4月30日法務省令第24号で、残る28字は平成22年11月30日法務省令第40号で、それぞれ子供の名づけに使えるようになったものだ。その点を考えると、平成16年の人名用漢字部会が、これら29字を人名用漢字に含めることができなかったのは、そもそも第2水準漢字に対する採録ルールが間違っていたのではないかと考えられる。特に「泪」や「檸檬」に関して、ルールそのものを歪めてしまったために、結果として「楷」が落ちてしまったのは、かなり恣意的なやり方だったと言わざるを得ない。もちろん、人名用漢字部会だって万能ではないのだが、その後に少なくとも「穹」を追加せざるを得なくなってしまった以上、そろそろ人名用漢字に関して再検討の必要があるのだと思う。
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