パスワードを忘れた? アカウント作成
7737718 journal
日記

yasuokaの日記: 「忘年会」の初出

日記 by yasuoka

『ファイナンス』のバックナンバーを読んでいたところ、平成21年1月号(Vol.44, No.10)の「新・私の週末料理日記・その25」(pp.58-60)に、見おぼえのあるネタを見つけた。

微醺を帯びて気分よく帰宅してから、ふと忘年会はいつ頃からの習慣なのだろうと思ってパソコンで検索してみた。文明の利器はたいしたもので、どこかの博学の人が書いてくれた記事がすぐに出てきて、いろいろと学ぶことが出来る。忘年会は日本独特の行事であること、起源は鎌倉時代まで遡れること、当時は「年忘れ」といって連歌を詠う行事であって今のような酒を飲んで大いに騒ぐというスタイルは明治になってからのものであること、そして「忘年会」という名前が文献に初めて出てくるのは、夏目漱石が明治後期に書いた「吾輩は猫である」であって、文中特に注釈もなく「忘年会」という言葉が使われているため、この頃には忘年会もかなり普及していたと考えられること等々。

『pronto pronto?』Vol.5のガセネタにも書いたが、建部綾足の『古今物わすれ』(吉野家七兵衛, 明和9年正月)に、「今は世の中のせまりたるに、うき一年を忘れはべらばやとてぞ、忘年会はすなり」っていう一文がある。初出かどうかは謎だが、少なくとも、夏目漱石の『吾輩は猫である』(ホトトギス, 明治38年1月~明治39年8月)より130年ほど前の文献なのだけど、と思いつつ読み進めていったところ

その後インターネットで見た別の記事によれば、「忘年会」という名前が文献に初めて出てくるのは、夏目漱石の「吾輩は猫である」ではなくて、明治20年に坪内逍遥が春の舎おぼろのペンネームで出したその名も「忘年会」という小説を嚆矢とするのだそうである。

ふーん、「別の記事」で、坪内逍遥までは辿りつけたのね。でも、そこから、まだ100年は遡れるんだけどなぁ…。

この議論は、yasuoka (21275)によって ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

読み込み中...