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お金

yasuokaの日記: Bitcoinに対するシガラミ

日記 by yasuoka

3月4日の私(安岡孝一)の日記の読者から、今朝の朝日新聞(大阪版は第47528号)の「リレーおぴにおん」(大阪版はp.15)を読んでほしい、との御連絡をいただいた。安田洋祐の『「円」もビットコインも同じ』という記事だが、確かに出だしの部分はちょっとカチンと来た。

いま仮想通貨「ビットコイン」が話題になっています。政府は「通貨ではない」という見解を出しましたが、経済学的にはビットコインと現実の通貨の間に本質的な違いはありません。

まあ、何を本質的だと考えるかは、人それぞれなのだが。私個人は、Bitcoinは無限連鎖講なのかにも書いた通り、計算量という名の「維持費」が指数関数的に増大していくのが、Bitcoinの本質だと考えている。現実の通貨にも色々あるが、いくら何でも、維持費が指数関数で増大していくような通貨は、私は見たことがない。システムの維持費は、経済学においても重要な指標だと思うし、維持費が指数関数で増大するなんて、本質的にマズイと思うのだが、安田洋祐は気にならないのだろうか。

とは言え、この記事の

国境に縛られず、自由に取引できるのは大きなメリットですが、危険と裏表でもあります。中央銀行が発行する通貨なら、信用が落ちても、短期間に国民がみんな逃げ出すことはない。でもビットコインのユーザーには国境という枠がない。マウント・ゴックス社が破綻しても今のところ信用は保たれていますが、同じような事件が続いて信用が臨界点以下に落ちると、ユーザーが一気に逃げ出す恐れがあります。

という部分については、私個人は得心がいった。確かに、私自身「円」にはかなりシガラミがあって、そう簡単には逃げ出せない。一方Bitcoinに対しては、ほとんどシガラミがない。唯一シガラミがあるとすれば、のFPGAを使い回して設計したSHA-256シフタだろうか。加算に冗長2進を使うなど、私としては凝った設計にしたのだが、古いFPGAでスピードも遅いし、今となっては、また別の回路に転用すればいいだけのことだ。

しかし、そうだとすると、この記事のタイトル『「円」もビットコインも同じ』はどうも変で、少なくともシガラミという点では、「円」とBitcoinは違っているように思える。実際、安田洋祐も、そう書いているように読めるのだが、実際のところはどうなのだろう?

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