yasuokaの日記: 大漢和14365「朘」と29531「脧」は別字なのか
日記 by
yasuoka
昨日の日記の続きなのだが、では、大漢和辞典の14365「朘」と29531「脧」は別字なのか。14365の方は「つきへん」、29531の方は「にくづき」なので、まあ、同形異字と呼ばれるヤツの一種だ。その意味では別字ともいえるし、どうも、この例では、文字コード上は別々に扱いたい場合が多いらしい。
JIS X 0212は、54区17点に大漢和番号29531を掲げているが、大漢和番号14365はどこにも掲げられていない。同様にJIS X 0213は、2面85区36点に大漢和番号29531を掲げているが、大漢和番号14365はどこにも掲げられていない。これに対し戸籍統一文字は、161600が「つきへん」で、329830が「にくづき」である。CNS 11643は、2-3571が「つきへん」で、2-3853が「にくづき」である。これを受けてISO/IEC 10646は、U+6718が「つきへん」で、U+8127が「にくづき」である。
そんなわけで、いくら形が似ていても、「つきへん」と「にくづき」は別字にしておきたい、というのが文字コード屋の人情というものらしい。ただ、それをどううまく記述すればいいのかは、私(安岡孝一)個人としても、ちょっと悩ましいところではある。
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