パスワードを忘れた? アカウント作成
11432439 journal
日記

yasuokaの日記: Louis TraubとHarves Raheと山田尚勇

日記 by yasuoka

山田尚勇の『文字入力とテクノロジー』(くろしお出版、2014年6月)を読み終えた。実は、山田先生がお亡くなりになる直前まで、本稿のあちこちに手を入れ続けていたのを、私(安岡孝一)も個人的に知っていたので、直しきれなかった部分が残ってしまっているのは、残念きわまりない。当時、山田先生とのやり取りの中で私が指摘したもののうち、以下の2点だけは、ここに挙げておこうと思う。

シンシナティ市出身のトーブ(Louis Taub)と言われる人物は,タイプライターは両手の合計4本の指で操作すれば必要充分であると信じていた。[p.30]

『タイプライターに魅せられた男たち』の第13回にも書いたとおり、1888年7月25日にシンシナティでおこなわれたタイプライター・コンテストを戦った一人は、Longley's Shorthand and Typewriting InstituteのLouis Traubである。「トーブ」ではなく「トローブ」である。この点に関し、山田先生は生前、Bruce Bliven, Jr.の『The Wonderful Writing Machine』(Random House, New York, 1954年)のp.114に「Louis Taub」とあり、うっかりこれを引き写してしまった、と述懐されていた。

図9 タイピング作業に関する研究論文数の消長(Rahe 1962) [p.75]

Harves Raheの『Typewriting Research Index』(Gregg Publishing Division, McGraw-Hill Book, New York, 1963年)のp.57にある、年ごとの論文数の表をグラフ化したものなので、「Rahe 1962」でなく「Rahe 1963」とした上で、当該文献を引用・参考文献に含めておくべきだろう。ただ、グラフ化自体は、山田先生が御自身でなされたものなので、元原稿の意を酌んで「Rahe 1963のデータによる」とする方が、むしろ的確だと思う。

この議論は、yasuoka (21275)によって ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

読み込み中...