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yasuokaの日記: 神戸新聞の考える個人情報流出 92

日記 by yasuoka

ネットサーフィンしていたところ、神戸新聞NEXTというサイトで2つの面白い記事を見つけた。一つは「マイナンバー制度始動 法施行、通知カード発送」(2015年10月5日)という記事で、10月5日にマイナンバーがスタートしたことを伝えるものだが、以下の文章が紋切型で面白かった。

一方、国民への監視強化や、個人情報流出を懸念する声は根強い。政府には情報管理体制の強化と、慎重な制度運用が求められている。

もう一つは、「村上春樹さん 高1でケッセル愛読 神戸の母校に貸し出し記録」(2015年10月5日)という記事で、平松正子という記者の署名が入っている。

ノーベル文学賞の有力候補として注目される作家村上春樹さん(66)が、兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)に在学中、フランスの作家ジョゼフ・ケッセル(1898~1979年)の著作に読みふけっていたことを示す、図書室の帯出者カード3枚が見つかった。

後者の記事には、貸し出しカード3枚の写真も載っていて、少なくとも20人分の貸し出し記録が掲載されていた。それ、明らかに個人情報流出なんだけど、神戸新聞としては問題ないのかしら?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 17時48分 (#2895817)

    この話って結構古い話なんです。あの図書カードはニューアーク方式という方式で、日本図書館協会が個人情報保護の目的で廃止を訴えていた方式なんです。ジブリ映画の『耳をすませば』が公開されたときに図書カードによる個人情報の流出と個人の志向のトラッキングが行われている描写が、日本図書館協会から問題視されまして、抗議を反映して『耳をすませば』DVD化の際にはテロップが挿入される事態にまで発展しています。

    大平睦美「学校図書館の現状: 私立K中学高等学校における図書館の変遷から」、『大阪大学教育学年報』第14号より
    http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/12350/1/aes14-027.pdf [osaka-u.ac.jp]

    未だにそんな古い運営体制が残っていたんだなあ。

    • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 18時09分 (#2895835)

      戦前に特高警察や憲兵が図書の貸し出し履歴を調べて、共産主義者のあぶり出しを行ったとかで、図書カードの廃止は日本図書館協会の念願だったらしいです。ITによる図書の電算管理で図書カードが廃止できたときに日本図書館協会が費用を問題視しながらも歓迎をしたそうです。そういう怖い時代があったのだということを忘れてはならない。

      親コメント
    • 「未だにそんな古い運営体制が残っていた」のではなく、
      「そういう運営体制だったころの書籍から図書カードが出てきた」ってことでしょう。
      記事の写真を見ると、カードは3枚とも下の方に未記入の行があるのがわかります。。
      (1964年に村上氏が借りたのが最後のもの、村上氏の後に1人借りてるもの、6人借りてるもの、の3枚)
      それまではそれなりの貸し出し履歴がありますから、1964年から現代までずっと借りた人が居なかったというのは考えにくいと思います。

      おそらく村上氏が本を借りた後すぐぐらいに倉庫行きかなんかになって、以後今までずっと死蔵してたんじゃないですかね。
      手間削減のため閉架の書籍は事前の新体制移行は行わず、リクエストが出たら処理することにしていて、結局誰も借り主が現れなかったといった可能性を想像してみたり。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      はじめて『耳をすませば』を観てみようと思った。

  • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 18時19分 (#2895845)
    学校図書館憲章 [j-sla.or.jp]じゃなくて、県立高校で元職員だから、兵庫県の個人の情報に関する保護条例 [hyogo.jp]に抵触するはず。

    第11条 実施機関の職員は、職務上知ることのできた個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならない。その職を退いた後も同様とする。

    • by Anonymous Coward
      晒したのが元職員なのか。ならば公務員だったわけだから、職務上もう完全にアウトだな。
      • by Anonymous Coward

        非常勤職員は必ずしも公務員ではない場合もある、特に司書さんの場合なんかは。

        • by Anonymous Coward

          元職員というか、記事によると元教員らしい。現在は嘱託だけど、兵庫県の場合は嘱託でも「個人の情報に関する保護条例」の対象。

  • by NOBAX (21937) on 2015年10月07日 17時11分 (#2895777)
    図書カードを個人情報とすると、岩井俊二監督・中山美穂主演の
    名作『Love Letter』は成立しないことになりますね。
  • ツィッター [twitter.com]をぼんやり眺めていたらretweetされていた。
    神戸・図書館ネットワーク 神戸新聞が村上春樹さんの学校図書館貸し出し記録を掲載 [fc2.com]

    // そんなことより質問/回答両者間で学校図書館は公共図書館より一段低い存在
    // という合意成立が前提かのごとき枝葉のエピソードの方がショックだわー

  • by Anonymous Coward on 2015年10月06日 17時53分 (#2895013)

    これは頂けませんねぇ。
    閲覧者情報は個人情報保護法より遥か以前から、
    図書館なんとか宣言で堅く守られるべき情報として扱ってきたはず
    図書館から抗議が入っていてもおかしくない。

    • by Anonymous Coward

      とはいえ、別に隠してる情報じゃなく、図書館行って直接本見れば誰でも取得できる情報。
      こうしてインターネットで晒すことの問題はさておき、
      貸出記録が関係者でなくとも誰でも読める情報ということは理解して借りてるはずだが。

      • by USH (8040) on 2015年10月07日 17時31分 (#2895798) 日記

        図書館の自由に関する宣言 [jla.or.jp]の第3条の1に、「図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない」とあるので、すくなくとも図書館がそれをやってはいけない。今回は、学校の図書室という、図書館に準じるところがやっているので、大問題。

        もし村上春樹がすでに故人で、かつ没後それなりにたっているのであれば、文学研究としてどういう読書をしていたのか、という学術的価値はある。けど実際は、まだ現役で活躍中の方であり、いかにもまずい。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          図書館に準じるサービスとはいえ、一般的図書館と学校図書館は別物だからなぁ。
          たしか、学校図書館憲章には同様規定は無いよね。

      • by Anonymous Coward on 2015年10月06日 22時28分 (#2895196)

        件の貸し出しカードは現在使用されて無い

        同校は昨年、1万冊を超す古い図書を県立図書館(明石市)に寄贈したが、今年に入って不要な数千冊が返却されていた。夏休み中の8月に永田さんらが整理していたところ、3冊の巻末から村上さんの名前が書かれたカードが出てきたという。

        今時のシステムでは誰が借りてるか知るには管理者権限が必要。
        (人ID→本は可能)

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      日本図書館協会は、当然抗議するでしょうね。ジブリ映画の『耳をすませば』で、主人公「月島 雫」が行った図書カードを利用した個人情報調査によるトラッキング描写にすら噛みついて、抗議したぐらいですからね。

    • by Anonymous Coward

      図書室の問題でもあるけど、この本は除籍してあるし、図書カードも利用していいないし、もはやアーカイブとしての史料になっている。
      攻められるのは、この学校史料室担当者のアーキビストとしての能力だと思う。

      # あと30年もしたら貴重な史料になったのに、この事態でおそらく破棄されることになるでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2015年10月06日 20時55分 (#2895141)
  • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 17時15分 (#2895783)

    (キリッ
    事件で無関係な通報者の住所氏名年齢も報道すべき事実なのです。(キリッ

  • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 17時31分 (#2895797)

    隠匿しておいた方が…

  • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 18時06分 (#2895831)

    学校のどこに図書室があったのか思い出せない...
    自分の友人にも利用した事がある人はほとんどいないんじゃないかな。

    利用者があまりいないが故に今まで貸出記録が残っていたのでしょうね。

  • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 18時08分 (#2895834)

    前世紀までは学校の図書室も公立の図書館も、本の最後に図書カードがあって誰が借りたのか分かりました。
    あまりにも当たり前のことだったので、それが秘密だとか、個人情報だとかいう概念自体がありませんでした。

    • by Anonymous Coward on 2015年10月07日 20時54分 (#2895939)

      オフトピだけど、日本のアマチュア無線界ではCQ出版社発行の「局名録」「コールブック」というものが長らくあって、当時のアマチュア局の全部がリストアップされていたんですね。コールサインごとに、住所・氏名のほか、勤務先なども書かれていました。
      データソースは何かって? 「CQ Ham Radio」誌に付録の掲載申込書に各自書き込んで自ら提出していたんです。なかには、誰それの奥さんとか子供とかそういう情報まで書かれていることもありました。
      数年おきに全局版を発行するほか毎号「追補版」として最新の登録内容を付録でつけていましたのでそれ目当てで買う人も結構いたものです。もちろん私の住所氏名も掲載されました。QSLカードの送付に使ったり、地域クラブの募集に使ったりもしていたので、今ならとんでもないことになります。

      まあ、のどかな時代でしたね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      彼の本は恥ずかしくて借りられなかったなあ。ノルウェイの森。

      #昼休みに高校の図書室で人目を気にしながら半分くらいまでは読んだ。まあ、知っている人は遠目からでも何を読んでいるかはわかったんだろうけどね。

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