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ビジネス

yasuokaの日記: 世界最後のタイプライター工場はどこなのか

日記 by yasuoka

ネットサーフィンしていたところ、瓜生聖の『タイプライター風キーボード「Qwerkywriter」でレトロメカニカルの雰囲気にひたる』(ITmedia PC USER_, 2016年6月17日)という記事を見つけた。

2011年4月、世界最後のタイプライター工場が閉鎖された。1867年に米国で生まれて以来、タイプライターは実に足かけ3世紀にわたって人々の文書作成を手助けしてきたことになる。

私(安岡孝一)の2011年4月27日の日記にも書いたが、現在も中島オールはタイプライターの注文生産を続けている。あるいは、香港の志美KOFAもタイプライターの製造を続けていて、「世界最後のタイプライター工場」がどこになるのか、現時点ではわからない。まあ、ブラザー工業がタイプライターから撤退してしまったので、少しずつ「タイプライター工場」が減っているのは事実なのだろう。

ちなみに、タイプライターが「1867年に米国で生まれ」たというのは、よく聞く話ではあるが、実際には微妙に嘘だったりする。試作品レベルでいいなら、Abner PeelerのU.S.Patent No.57182をはじめとして、似たような特許はゴマンとある。一方、実用品ということなら、やはり、1874年発売の「Sholes & Glidden Type-Writer」ということになるだろう。ただ、19世紀のタイプライターは、「Qwerkywriter」とは似ても似つかないデザインなので、さて、正直どうしたものやら。

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