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政府

yasuokaの日記: 韓国の子の名における「贇별ちゃん法案」の影響

日記 by yasuoka

『韓国の人名用漢字は違憲か合憲か』第2回において、私(安岡孝一)は以下のように書いた。

また、漢字とハングルを交ぜた名は許されていないので、この場合、名の残りの漢字も全てハングルに置き換えられることになります。

これに対し、2016年8月19日に「家族関係の登録等に関する法律」改正案(議案番号2001709)が韓国の国会に提出されたので、そのうち、漢字とハングルを交ぜた名前が許されるようになるのではないか、という御指摘をいただいた。

正直、難しいと思う。実は「家族関係の登録等に関する法律」に対しては、もういくつもの議員提案による改正案が出されているが、本会議まで漕ぎ着けた例を、私個人はほとんど知らないのだ。子の名づけに関しては、たとえば、4年前の2012年8月23日にも、子の名を最長5文字から最長10文字に伸ばす改正案(議案番号1901285)が提出されているが、審議未了で廃案になっている。今回の「贇별ちゃん法案」に関しても、MBNなどの報道はあったものの、その後まったく音沙汰がなく、このまま廃案になる可能性が高い。

もちろん、この問題に対し、漢字とハングルを交ぜるべきだ、という人が大多数になれば、あるいは本会議まで漕ぎ着けるかもしれない。ただ、そういう動きが、現状では全く見られない以上、このまま廃案になる可能性が非常に高いと思う。

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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