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yasuokaの日記: JIS P 0138『紙加工仕上寸法』とJIS S 5502『封筒』とJIS S 5504『ノートブック』 1

日記 by yasuoka

私(安岡孝一)の昨日の日記の読者から、#mayonezの別の記事「B5サイズとは・B5 サイズのもの|b5サイズの半分はどれくらい?」(2017年2月25日)も読んでみてほしい、との御連絡をいただいた。

AサイズとBサイズとよく聞きますが、どんな違いがあるのでしょうか。A4やA3などのAシリーズは、ISO216で画定されている国際標準の用紙の規格なのです。それに対して、B5やB6などのBシリーズは、日本工業規格(JIS)で画定されている日本標準の規格になります。

「画定」って、境界画定でもするのかしら? JIS P 0138が「この規格は,筆記用紙及び各種印刷物の仕上寸法について規定する。」と書いてるとおり、「規定」っていう用語を使うべきだと思うよ。というか、JIS P 0138っていう規格番号がここに出てこないんだけど、JIS P 0138ちゃんと読んだ?

A4サイズだと少し大きいと感じる人もいて、ちょっと小さいB5サイズくらいがちょうど良いと考えている人も多いのです。Aサイズの規格は、もともとドイツで誕生したものを基準にしているので、実際日本人には大きいと感じるものが多いのかもしれません。

以前、「A判の起源」にも書いた通り、A2判やA3判は18世紀末のフランスで既に使われていた。ドイツで誕生したわけではない。そもそも、ドイツのB5判(176mm×250mm)は日本のB5判(182mm×257mm)より小さいんだけど、「実際日本人には大きいと感じるものが多い」ってどういう意味?

B5サイズの用紙を三つ折りにして、ちょうど入る封筒のサイズで「長形4号」というものがあります。90mm×205mmの大きさで、よく馴染みのある封筒だと思います。この「長形4号」はよく利用されている封筒サイズで、個人向けの手紙や履歴書を送るときにもよく使われている封筒なのです。
しかし、「長形4号」は、今や主流のA4サイズを入れるのには向いていません。A4サイズの用紙を入れようとすると、縦にも横にも折り目を入れないと入らないのです。A4サイズの用紙をよく見ますが、手紙などではB5サイズもまだまだ人気があるようです。封筒のサイズによっても送料が変わる為、コストの面においても「長形4号」は未だに利用されているようです。

言いたいことがサッパリ理解できない。A4サイズの用紙を三つ折りで入れたいのなら、長形4号じゃなくて長形3号(120mm×235mm)使えばいいじゃん。長形3号と長形4号は、50g以内ならどっちも「定形郵便物」にあたる(JIS S 5502参照)ので、郵便料金も同じだよ。

最近の主流はA4になってますが、手紙に関しては封筒のコスト面を考えてからか、B5サイズで送る人もいるようです。上記でも述べましたが、B5サイズを三つ折りにして、ちょうど入る封筒のサイズだと送料が安いのです。

いや、だから、長形3号と長形4号で郵便料金は同じだってば。「送料が安い」って、いったいどこの「送料」の話をしてるの?

冒頭で少し説明しましたが、Bサイズは日本独自の用紙規格で、日本工業規格(JIS)が規格しました。ノートなどを購入したときに、裏にJISマークがついてることがあると思いますが、JIS規格に基づいたサイズを利用していることの証になります。

ノートブックの規格はJIS S 5504であって、JIS P 0138じゃない。っていうか、JIS S 5504の「学用3号」や「6号」は179mm×252mmで、日本のB5判より少し小さい(でもドイツのB5判より少し大きい)んだけど、使ったことないの?

日本工業規格(JIS)は、工業標準化法に基づいて、日本工業標準調査会の答申を受けて、工業標準であり、日本の国家標準の一つなのです。

何が言いたいのかサッパリ理解できない。JISの話をしたいのなら、JIS P 0138やJIS S 5502やJIS S 5504などの規格票を、ちゃんと読んでから書くべきだと思う。昨日も感じたが、正直こんな記事、素で読んでる人いるんだろうか、とすら思えてくる。この#mayonezって、去年(2016年)の10月頃スタートしたサイトらしいけど、こんなガセだらけの記事バラまいて、どうするつもりなんだろ?

この議論は、yasuoka (21275)によって ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
  • > 実際日本人には大きいと感じるものが多いのかもしれません。
    A列じゃなくてB列が多用されてきたのも、エンジニアが外来語の語尾の長音「-」をつけずにマス目の利用効率を気にして文章を書くように躾けられるのも、もう遠い昔の話かな。

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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