yasuokaの日記: #mayonez編集部の考える著作者人格権 4
一昨日・昨日の日記に続いて、#mayonezをサーフィンしていたところ、「現役東大生の考えた、初心者からRuby on Railsをほぼ無料 で習得するための最強カリキュラム」(2016年12月19日)という不思議な記事に行き当たった。「現役東大生」を謳っていながら、その「現役東大生」が本文中に出てこない。著者は「#mayonez編集部」。それにも増して、私(安岡孝一)自身、この記事の内容に既視感があるのだ。
そう思って、ざっと調べてみたところ、同じタイトルのはてなブックマークを見つけたが、リンク先は#mayonezの記事↑に飛んでいってしまう。それならばとInternet Archiveを探してみたところ、2015年9月16日のTechStars Blogに渋谷幸人が書いた記事を見つけた。ただ、内容が全く同じではなく、少なくとも記事最初の
こんにちは、現役東大生の渋谷です。
近年サーバーサイドプログラミングの際に使われることの多くなった、Ruby on Rails。
今からプログラミングを始めるとしたらRuby on Railsから始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。
また、これまでPHPを触っていたがRuby をやってみたいな、と思っている方、そんな方にもおすすめです。
今回は、「ゼロからRuby on Rails をほぼ無料で学習する方法」をまとめました。
が削られている。ヒドイ話だ。
ブログの記事と言えど、著作権も著作者人格権も存在する。特に、著作者人格権は一身専属で、たとえ著作権を譲渡したとしても、著作者人格権は著作者本人に残る。著作者人格権は、いくつかの権利から構成されるが、この場合で特に問題となるのは、同一性保持権と氏名表示権だ。↑のような削除をおこなうことは、どう考えても、この記事の同一性保持権を侵害している。さらに、「こんにちは、現役東大生の渋谷です。」と、末尾の「この記事を書いた人 shibuya」を削除した上で、「#mayonez編集部」を追加することで、氏名表示権をも侵害している。かなり悪質だ。
TechStars Blogと「#mayonez編集部」は、どちらもBRANDING ENGINEERが運用しているので、まあ、軽い気持ちで、こういう著作権侵害をやってしまったのだろう。あるいは、現役東大生とはいえ、渋谷幸人は当時、教養学部の2回生だったので、著作者人格権にかかる訴えなど起こさない、とタカをくくっているのかもしれない。どちらにしろ、こういう著作権侵害を平気でやるような会社など、とっとと潰れてしまえばいいのに、と私個人は思うのだが。
イッカツマガジンと#mayonez (スコア:2)
イッカツマガジンから#mayonezに記事をコピペする際にも、同様なことをやらかしてるみたいです。詳しくは、私(安岡孝一)の今日の日記 [srad.jp]をどうぞ。
DeNAのアレと (スコア:1)
おなじ案件に思えてきました。
こちらのサイトはいつまで存続するんだろう。
中で金稼いでる人は既にシンガポールとかに逃げてたりして。
Re:DeNAのアレと (スコア:2)
もうちょっと調べてみたところ、この記事 [mayonez.jp]も
が削られてて [archive.org]、同様の案件みたいです。探せば、まだまだ出てくるのかしら。
Re:DeNAのアレと (スコア:1)
完全に確信犯ですね、そんなコピペコンテンツで仕事されるとその業界自体の評価がドンドン下がりそうで酷いなぁ。