yasuokaの日記: 新語としての「涅槃寂静」 2
日記 by
yasuoka
昨日の日記の「涅槃寂静」ネタに関して、私(安岡孝一)なりにいくつか調べてみた。インターネットで探せる限りだと、富永康信のこのページが2002年4月まで遡れる。あるいは『i-net』(国土環境株式会社広報誌)2003年1月号は、19ページに「涅槃寂静」を10-26とする記述がある。その一方で、山田一裕『水しらべの基礎知識』(オーム社、2009年6月)は、90ページに「涅槃寂静(10のマイナス24乗)」と記している。
中でもショッキングなのが、NHK『にほんごであそぼ』で、2009年10月に「1より小さいかず」を発表、2010年4月にはCD化までおこなっている。こうなってくると、ちょっと止めようがない気もするし、そもそも言語というのは変化するものなのだから、仕方ない気もしてくる。21世紀の新語としての「涅槃寂静」に、10-24あるいは10-26の意味が加わった、と考えるしかないのだろうか。
Wikipediaからの情報汚染 (スコア:1)
マイナーな頁だと嘘小ネタ創作をこっそり紛れさせておいてもすぐには気が付かれず。
いつのまにかそれがスタンダードな知識として置き換えられちゃうとするとちょっと怖い。
人の記憶は生きて行く上で都合が良いように変容していくものだけど、インターネット上の集合的な記憶領域もそれに倣っているみたいで面白い。
トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス (スコア:2)
山口謠司『漢字はすごい!』(講談社現代新書2237、2013年11月)の180ページなんかにも
とか、サラっと書いてあるんですよね。まあ、こうやって、新語は生まれていくものなんでしょうけど。