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アメリカ合衆国

yasuokaの日記: 古典中国語Universal Dependenciesにおいてcopular文の補語がclauseだった場合の問題 1

日記 by yasuoka

2月12日の日記に続いて、古典中国語Universal Dependenciesにおけるcopular文の問題を考えていたところ、「是民受之也」という文で頭を抱えてしまった。この文は、真ん中の「民受之」という部分を❶とおくと、「是❶也」というcopular文である。すなわち「民←nsubj─受─obj→之」を①とおくと、文全体は「是←nsubj─①─discourse:sp→也」になる。しかし、これをそのままUniversal Dependenciesで書くと、「受」からnsubjが2本も出てしまう、というワケの分からない事態になってしまう。Universal Dependenciesには、主語を表す「関係」として、nsubj以外にcsubjも準備されているが、csubjはリンク先がclauseとなっている場合であって、この文のようにリンク元がclauseの場合は使えない。

1 是 是 PRON n,代名詞,指示,* _ 3 nsubj _ SpaceAfter=No
2 民 民 NOUN n,名詞,人,人 _ 3 nsubj _ SpaceAfter=No
3 受 受 VERB v,動詞,行為,得失 _ 0 root _ SpaceAfter=No
4 之 之 PRON n,代名詞,人称,止格 _ 3 obj _ SpaceAfter=No
5 也 也 PART p,助詞,句末,* _ 3 discourse:sp _ SpaceAfter=No

じゃあ、英語Universal Dependenciesで「This is that the people accept him」という文はどうなるんだろう、と思って少し調べてみたら、何と、この手の文をcopular文とみなさず、「is」にrootを突き刺している。ヒドイ。うーん、古典中国語では、そういう「逃げ」は使えないんだけど、さて、どうしたらいいんだろう。

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