yasuokaの日記: 1874年発売の「Sholes & Glidden Type-Writer」は、1872年の『Scientific American』に掲載可能か? 1
ネットサーフィンしていたところ、ねとらぼアンサーで『かつて“2より小さい数字が打てないキーボード”が存在した理由』(2018年6月9日)という妙な記事を見つけた。私(安岡孝一)の
オフィス機器としてのQWERTYキーボード(日本オフィス学会誌/安岡孝一氏)
を主要参考文献に引いているのだが、本文中では
「Sholes and Glidden typewriter」(1874年発売)
と書いていながら、図のキャプションには
左:「Sholes and Glidden typewriter」の写真、右:「Scientific American」誌(1872年)に掲載された、同タイプライターの絵
と書いてあるのだ。1874年4月発売の「Sholes & Glidden Type-Writer」の絵が、1872年8月10日の『Scientific American』に掲載されているわけで、どう考えても話がおかしい。
実のところ、これら2つのタイプライターは、全く異なるモデルだ。端的に言えば、1872年のモデルは文字キーの数が42だが、1874年のモデルはキー数が44に増えている。1872年のモデルは小机を改造して台座にしているが、1874年のモデルはミシン台である。そして、1872年のモデルは筐体が木製だが、1874年のモデルはネズミ鋳鉄である。
ただ、この記事の最も妙なところは、『かつて“2より小さい数字が打てないキーボード”が存在した理由』というタイトルなのに、本文中に「理由」が書かれていない点だろう。Sholesの「1869年10月18日」付けの手紙とか、見たことないのかしら?
0/1はO/Iで代用できるからでは駄目なの? (スコア:1)