yasuokaの日記: 氏名における「髙」や「𠮷」や「乭」 3
昨日の『読売新聞』夕刊(東京版、第51222号)のトップに「電子行政 名前の漢字集約」という記事を見つけた。
政府は、行政の電子手続きに使う氏名の漢字を現行の約6万文字から、約1万文字に絞り込む方針を固めた。オンライン化を加速するためだ。たとえば、インターネットを使った納税などで氏名を記載する場合、渡边の「边」は「辺」と表記することにする。全国の自治体も足並みをそろえる必要があり、近く指針を公表する。
あらら、髙井さんの「髙」も「高」になっちゃうのかしら。𠮷田さんの「𠮷」も「吉」になっちゃうのかしら。でも、世乭さんの「乭」はどうすればいいんだろ?
氏名に使われている約6万文字のうち、特殊な漢字がデジタル化推進のハードルになっている。たとえば名字の「渡辺」に使われる「辺」に当たる漢字は「边」のほか「𨓉」や「𨘢」などが多数存在する。これに対応するため、多くの自治体では、日本工業規格(JIS)でコード化された1万50文字以外は「外字」と呼ばれる特別な字を作成し、データ入力してきた。
10050字ってことは、JIS X 0213の第1・第2・第3・第4水準漢字の合計かしら。だとすると、髙井さんの「髙」は「高」にせざるを得ないし、𠮷田さんの「𠮷」は「吉」にせざるを得ない。でも、世乭さんの「乭」はどうすればいいんだろ?
政府は外字をよく使われる文字に置き換え、種類を集約する必要があると判断した。電子手続きをスマートフォンで行う人が増えると見込まれることから、スマホでも表示できるJISの約1万文字に絞り込む。
私(安岡孝一)の手元のiPhoneでは「髙」も「𠮷」も「乭」も表示できるんだけど、この記事の「スマホ」って、何のことかしら。
氏名の漢字には、こだわりや誇りを持つ人も多い。このため政府は、文字の置き換えを電子手続きに限定し、戸籍謄本や住民票などの書類上は現行の表記を残す方針だ。
そういう条件だと、JIS X 0213の漢字10050字に置き換える、というのは、かなり無理がある気がする。JIS X 0213は氏名の漢字を十分に収録しきれていない、というのは開発時点でわかっていたことだし、実際「乭」とか「坥」とか「珵」とか色々と抜けている。頼みの綱の「MJ縮退マップ」も、この分野には非力だったりする。無理があるのはハッキリしてるんだけど、さて、どうしたものか。
できるのかな? (スコア:2)
当方は朝刊でしたが、この記事を読みました。
電子媒体では集約するけど、紙媒体ではそのままでとか、かなり無理筋な
気がするのですが、どんなものでしょう。
簡体字→繁体字が必ずしも成功しないように、結局混乱するのではないかと。
あと、スマホで処理できないというのは、当方も何を言っているのかなぁと思いましたが、
おそらくフォントがないと言うよりは、標準の文字変換では簡単に漢字が出ないと言うこと
なのではないでしょうか。
まぁ、iOSでも繁体字中国語手書きキーボードだと、結構出てくれましたが、あまり一般的
ではないかと。まず、平仮名打てないし(当たり前)。
しかし、読売は最近こういう電子系の話
書籍・文化財一括検索できる新サイト…DB統合
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180815-OYT1T50180.html [yomiuri.co.jp]
とかバンバン出してくるけど、どういう情報源で、実際にはどこが音頭をとっているのか
よく分からない記事があって、もしかしてただのアドバルーンなんじゃないかとか思って
しまいます。
8月16日夕刊と8月17日朝刊 (スコア:2)
たまたま秋田にいたので、秋田県立図書館で『読売新聞』8月17日朝刊も確認しました。私(安岡孝一)の今日の日記 [srad.jp]にざっと書いておいたので、よければどうぞ。
Re:8月16日夕刊と8月17日朝刊 (スコア:2)
レスありがとうございます。記事比較までしていただき感謝です。
朝刊記事の書き方だと、日本の役所もJISもこれまでも1万50字でやってきたし、
これからもやっていくんだという宣言のように読めたので、なんか変なのと
思ってましたが、要約が悪かったんですね。
まずは御礼まで。