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人工知能

yasuokaの日記: 東ロボは漢文の入試問題に挑戦したのか

日記 by yasuoka

ネットサーフィンしていたところ、平博順『知識処理の次のステップへ』(人工知能、第36巻、第3号(2021年5月)、p.315)という記事に行き当たった。

東ロボプロジェクトは,2021年度に東大に合格できるだけの能力を身に着けることを目標にスタートした.その2021年がとうとう来た.センター試験も共通テストに様変わりし,これまでの択一問題を前提とした解き方では解けない問題となっている.

「東ロボ」の「目標」はそうだったのかもしれないが、こと漢文に関しては、全く手つかずの状態が続いているように見える。少なくとも、私(安岡孝一)の2018年11月30日の日記以降、どう見ても漢文については進捗が無い。その間に、新井紀子『AIに読解力があるとあると思う人に知ってほしい現実』(東洋経済ONLINE、2020年8月26日)は

それ以前に、そもそもそんなデータセットを作るモチベーションを誰も持ちようもない。(なにしろ、その「国語」のテストには、現代中国語とは似て非なる「漢文」がなぜか含まれていて、その配点が全体の1/4を占めているのである!)

と書いており、まあ、1年前の時点でも「サジを投げている」ように見える。「その2021年がとうとう来た」のは、確かにそうなのだけど、さて漢文どうするつもりなんだろ。

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