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yooseeの日記: 編集者日誌

日記 by yoosee
紙のように薄くて曲げられる電池

タレコミがAFP記事の「2.5Vの電池容量がある」と言う部分をそのまま引用していた。2.5V は電池容量じゃなく電圧だろうと元論文を見てみたが、Abstract にはその手の記載は無く、本文の閲覧は有料。 仕方なく他の英語記事を色々探して見てみると、SciAm と Green Car Congress にそれらしい数字があったので参考までに載せた。解釈が正しいのかいまいち不安だが...
その他の部分も ITmedia 記事へのリンク追加や動作温度への言及などを追記して掲載。

タレコミ文

AFPの報道によれば、 Rensselaer Polytechnic Instituteの研究チームが、 紙のように折ったり曲げたりできるシート状の次世代電池を開発したとのこと。 この電池は成分の90%がセルロース製で、親指と人差し指でつまめる程度の大きさでも2.5Vの電池容量があり、 シート状の電池は何枚も重ねて電力アップできるらしい。 どうやらカーボンナノチューブがセルロースに埋め込まれているという原理のようだが、 確かに応用範囲は広そうだ。人体への埋め込みも考えられそうなので、医療用にはいいのかも。

掲載文

AFPの報道によれば、 Rensselaer Polytechnic Instituteの研究チームが、 紙のように折ったり曲げたりできるシート状の次世代電池を開発したとのこと。 この電池は成分の90%がセルロース製で、 ITmediaの記事によれば300F(149℃)~-100F(-73℃)でも動作するそうだ。 シート状の電池は何枚も重ねて電力アップもできるらしい。

どうやらカーボンナノチューブがセルロースに埋め込まれているという構造のようだが、 リチウムイオンバッテリーとスーパーキャパシタの両方の機能を持たせられたり、 印刷が出来たりと応用範囲は広そうだ。 環境への害も無く汗や血液などを電解質として利用することも出来るため、 人体への埋め込みも考えられそうなので、医療用にもいいのかもしれない。

Scientific American の記事ではスーパーキャパシタ版での power density が 1.5kW/kg、また Green Car Congress の記事によると Li-ion電池版で 3.6-0.1V の充放電を繰り返した場合、10 mA/g の電流・110 mAh/g のキャパシティとなっている。

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typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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