yosukeの日記: We must get in our spaceships and go! 4
立花隆って私の中ではかなりアレなんだけど。アレってのはたまに"と"に一歩踏み込んでるってこと。件のインタビューは全然アレじゃないけど、どちらにせよ有人とASIMOについては全然ロジカルじゃないし。
というわけで、spaceref.comから。こっちのほうが少なくとも真っ直ぐで健全だ。
We must get in our spaceships and go
2003年9月30日
Elliot G. Pulham, President & Chief Executive Offier of Space Foundation
冒険家と夢想家。もし数人だけを探しているなら、独立宣言の署名を見るだけでよい。アメリカは常に、そして私は永遠にそうであってほしいと願うが、夢想家と冒険家の国であり続けてきた。
多くのアメリカ人のように、私は、価値があるものは何でも容易ではないことを小さい頃から学んだ。献身。努力。リスク。これらは必要なものだ。疲れ果て、勝利し、戦場に横たわることの意味についてのVince Lombardiの言葉。"あえて行う"ことを怠るので勝利も敗北も知らない"臆病な魂"へのTeddy Rooseveltの嫌悪感。それらが私たちを形づくるものだ。
コロンビア事故調査委員会報告書の公表に伴って、"臆病な魂"とリスク回避がまたもや私たちのもとにある。それらは有人宇宙飛行にはリスクをかける価値がない、と言う。
くだらない。
宇宙探査と開発の中心に人間を持ってくることこそ、それを有益なものとする。そうでないものは偽りの探査である-おもしろいが、的外れなものだ。
私は社会的なインスピレーションをスポーツ作家からめったに引き出されない、しかし、Sports IllustratedのFrank Defordは、Neil ArmstrongとEdmund Hilaryの業績を人間に共通の目的の感覚に結び付けながら、5月28日のNPRインタビューの冒頭でそれをやった:"Edmund Hilaryが50年前に行ったことは私たちを完全に変え、伸ばし、改善した"、とDefordは言った。"なぜか?そう、少なくとも、そこにあったものがそれ(エベレスト)だったからではない;彼がそこにいたから、私たちはそうなったのだ"、と彼は言った。
アーメン、Frank。もしEdmund卿がエベレストの頂上へロボット探査機を発射することで満足していたなら、誰がかまっていたか。誰もいない。しかしHilaryのあごの突き出た微笑と彼ののんきな"とうとうやっつけたぞ"が、時代を超えて人類に意味をもたらしたのだ、ちょうどArmstrongの"人類にとっては大きな一歩だ"と同じくらい確かに。人間がそこにいるという事実は要点を外れていない。それこそが要点だ。
確かに、コロンビア号とCAIB報告書のあとで、私たちには宇宙飛行に戻る前に答えを出すべき多くの問題とやるべき多くの仕事がある。シャトルの役割と寿命、オービタル・スペース・プレーンの構造と有用性、地球の近くとそれほど地球に近くないミッション、これらすべては討議され注意深く考えられなければならない。
しかし、行かないということはオプションにはならない。Bush大統領がコロンビア号のあとで言ったように、宇宙に行って探査する切望は"人間の心に書かれた要望である"のだ。
もしかして、私たちのDNAの材料はビッグバンで生まれ、それで私たちが理解することができないあるレベルで、それが私たちを星へ呼び戻すのかも。私にはわからない。私にわかるのは私が公に話すときに人々が私に何を訊くかだ。そして、それは人々にとって宇宙のすべてである。
おお、確かに、彼らは衛星のことを知っている。そして、そう、軍の宇宙ものはすべてかなりクールだ。しかしスペースシャトルはいつまた飛ぶのか?私たちは、いつまた月に、そして火星に誰かを立たせるのか?学校の子供たちからロータリークラブの会員まで、目に生気がなくなる。予算のことを言わないでくれ。シャトルの修正のことを言わないでくれ。私たちはいつまた月に、小惑星に、エウロパに人を送るのか教えてくれ。いつ私が、子が、孫が行くことができるのか教えてくれ。
宇宙計画は、それが人々に関係している場合にのみ意味を持つ。これはコロンビアの教訓であり、勇敢なクルーへの私たちの追悼となるべきものだ。STS-107クルーの損失はもちろん悲劇であり、矮小化してはならない。それに意味を持たせることは私たちの義務である。
しかし、ここにコロンビアが失われた直後、Arthur Clarke卿が書いたものがある:
"空の征服は多くの生命を奪った--大洋が航海に開かれた一千年の間に失われたものの一部にすぎないとしても。Kiplingが書いたように:'もし血が航海の代償だとしても、神よ、我々はもう充分に払った!'"
"さて、コロンビアと初期のアポロとチャレンジャーの悲劇によって、私たちは航宙の代償を払い始めることになり、必然的に誰かが'それは有益なのか'と訊いている。今から百年後には、そんな疑問は1900年代に航空に向けられた批判と同じくらいばかげたものになっているだろう。"
コロンビアが失われてから8ヶ月、30,000人を越えるアメリカ人が国道と高速道路で死んだ。私は自動車による輸送の放棄のための社説での叫びを1つも見ていない。私たちはリスクを知っている。私たちは自動車に乗り、そして行く。
宇宙は私たちを呼んでいる。口実はいらない。宇宙船に乗って-そして行くのだ。
ロマン (スコア:1)
#きっと例の大陸棚の探査みたいに1000億円儲かりますよ、みたいな話じゃないと駄目なんじゃないかな。
ただ疑問なんですが、ロボットで云々というのはどこまでそれでやる気なんでしょうね?
リモートコントロールでどんな離れたところからでも何でもできるってことは無いと思うのですが。
あと中国でもロシアでも安いとこから買ってこいよってのも、じゃあ売ってくれなくなったらもう宇宙はあきらめるの?って話になりますよね。
宇宙技術を持っている国は限られるし、軍事技術とも密接に関連してますからいくら金出しても買えないってことは十分考えられるんですがねえ。
電波入りの返事で申し訳ありません。 (スコア:1)
このせいで衛星の打ち上げに失敗したことが何度かあるんですが。補償もありませんでしたし。
立花隆のヒューマノイドについては、何をしたいのかが自分でもわかっていない、ただの戯言でしょうね。まあちょっと絵になる映像が撮れるだけです。
ロマンを解さないというか想像力のない、論理ではなく感情でただ反対するような人たち(あのインタビューでの立花隆のように)が理解してくれないのはもうしかたがないと思います。ただ中立な人たちに対して反対派より説得力があればいいのではないでしょうか。
一時期、宇宙開発におけるスピンアウト技術の多さや経済効果などを持って、宇宙開発のさらなる有用性を説明することがかなり行われていました。これはそれなりの効果をあげていると思います。
ただ、この論法でいけば、どうしたって有人のコストに対するメリットは少なくなります。Apolloを見ても、無人では不可能で有人だからこそできたこと(たとえば11号の着陸や15号のGenesis Rockの発見や17号の柔軟な地質調査、その他種々のトラブル対応など)はありますが、コスト効率で考えれば、無人機に及ばないと考える人もいるでしょう。しかも、ロボット(!=ヒューマノイド)技術があがるに従ってこの傾向は強くなるかもしれません。有人でしかできないことがなくなるとは思いませんが。
それでも、なお宇宙に行く理由があるのです。それは"宇宙に行きたいから"というものです。これがなくなることはないでしょう。
彼らは知らないのです。EVAで体を動かす楽しさとそこから見える光景の美しさを。月から見る地球の出の荘厳さを。火星のピンクの空のミステリアスを。木星のオーロラの雄大さを。そしてその先々の星を目指すフロンティア精神を。そりゃ私だってもちろん知りませんが。
ここで訳出した文が説得力を持つのかどうかは、私にはわかりません。私のこのコメントに関しては言うに及ばずです。
#私に対しては説得力があるのですが。
受信完了 (スコア:1)
>このせいで衛星の打ち上げに失敗したことが何度かあるんですが。補償もありませんでしたし。
引用の部分ははまあ、予想なんでしょうけど。
安保条約を結んでいるアメリカ相手にこんな状態なのに、中国が技術をオープンにしてくれるだろうなんてのはちょっと楽天的過ぎるんじゃないかと。
>立花隆のヒューマノイドについては、何をしたいのかが自分でもわかっていない、ただの戯言でしょうね。
>まあちょっと絵になる映像が撮れるだけです。
いーちゃんかよ!
・・・失礼。
完全自立のアトムくんが「はい、博士!」ってやってくれるんなら良いけど、そうなると使い捨てできなくなるよねえ。
それに立花氏だかが言ってる、「日本人は人間の死に耐えられない」ってのは大嘘でしょう。
池田小の事件で教師の間からでさえ、凶悪殺人犯の手から教師を守ろうなんて話はでなかったと思う。
むしろ世論的には極端な話「こどもを守って死ぬべき」みたいな論調が多かったような(襲われた先生はとてもすまなそうにしていた。同じ被害者なのにね)
アイルトン・セナが死んだときにF1をやめるべきなんていう人が日本人の大半だった?
ありえない。
>ロマンを解さないというか想像力のない、論理ではなく感情でただ反対するような人たち(あのインタビューでの立花隆のように)が理解してくれないのはもうしかたがないと思います。
>ただ中立な人たちに対して反対派より説得力があればいいのではないでしょうか。
んー。
それじゃ駄目でしょう。
俺様の税金をガキのおもちゃに使うな!もっと大切なことに使え!って意見は卑近で下世話な分だけ(もっと大切なことって何?とかが具体的なことじゃなくても)素晴らしく説得力を持ちます。
それはもういわゆる一般の人にも。
だから阪神優勝の経済効果1兆円とかみたいな下世話なお話も必要でしょう。
ふう。
>ここで訳出した文が説得力を持つのかどうかは、私にはわかりません。
いや、「山なんて登んなくても死なないだろ?」って言われちゃうんじゃないかな。
けど死ぬんですよね。
地球の資源が有限で人間がそれを食潰していっている以上、いつかは宇宙に出ないといけない。
まあ、地球と心中ってのもロマンティックで良いんですが。
すばらしい感度です。 (スコア:1)
> いーちゃんかよ!
> ・・・失礼。
いえいえ。でも"戯言"しかつながってませんよ?
おっしゃるように
> 完全自立のアトムくんが「はい、博士!」ってやってくれるんなら良いけど、そうなると使い捨てできなくなるよねえ。
というのが人間の本質であって、
> それに立花氏だかが言ってる、「日本人は人間の死に耐えられない」ってのは大嘘でしょう。
これは大嘘だと私も思います。
> アイルトン・セナが死んだときにF1をやめるべきなんていう人が日本人の大半だった?
> ありえない。
まさに。今年の加藤大二郎のときでもそうでした。やめるべきだとはこれっぽっちも思いませんが。
さらに、モーター・スポーツの取材では、退屈そうにしていながら人が死んだ瞬間に嬉しそうに活動を始める記者さえ一定量でいるそうです。昔のNumberにそれに対する怒りが載っていました。
> 俺様の税金をガキのおもちゃに使うな!もっと大切なことに使え!って意見は卑近で下世話な分だけ(もっと大切なことって何?とかが具体的なことじゃなくても)素晴らしく説得力を持ちます。
そうなんでしょうね。もしかしたら、税金を一銭も使わずに行く方法を模索する方が早かったりするのかもしれません。いつになるかはわかりませんが。
#ちなみに、弾道飛行かつテスト飛行かつ話題性のあるものだけになってしまいますが、X PRIZE参加チームの1つInterorbital Systemsで_Teenager初の飛行をするには$50,000 [xprize.org]らしいです。これが普通になれば邪魔されたって行けるんでしょうね。
> いや、「山なんて登んなくても死なないだろ?」って言われちゃうんじゃないかな。
> けど死ぬんですよね。
そうなんですよ。けど、誰にとっても実感はないんでしょうね。これが問答無用の説得力をもつ前に手段と行き先をもっておいた方がいいと思うんですが。遅かれ早かれ宇宙に出ていかなくてはならないんですし。とはいってもあまりこれに頼りたくないですし、ぎりぎりまで説得力をもたないんじゃないか、と思ったりもしてます。
しかし、"豊かな生活とは、そこにある山に登ることである"っていうのは、やっぱり山に登りたい人以外には受け入れられないんでしょうかね。