yosukeの日記: Moving SETI@home to BOINC. 6
私たちは、SETI@homeのような分散コンピューティングのプロジェクトのための汎用プラットフォームであるBOINCに基づいた、SETI@homeの新バージョンをすぐにリリースする。最終的には、他の分散コンピューティングのプロジェクト(Folding@homeやClimatePrediction.netのような)はさらにBOINCを使うことになるだろう、そしてあなたは、あなたが選んだプロジェクトの間でコンピュータ時間を分けあうことができるようになる。
BOINCによって、私たちはSETI@homeの新バージョンを、新しいソフトウェアのダウンロードやインストールを要求せずに、リリースすることが可能になる。さらに、他の種類の信号(蒸発するブラックホールからのパルスのような)をさがす、SETI@homeデータの新しい分析も行うことになるだろう。
SETI@home/BOINCへの移行は簡単である:
・SETI@homeウェブサイトを使って、アカウントを作成する。これによってアカウントIDが与えられ、メールで送られる。 注:すべての現SETI@homeユーザのアカウントは自動作成される(下を参照)。
・ 利用可能になったら、BOINCクライアント・プログラムをダウンロードしてインストールする。
・SETI@homeをアンインストールする。
・最初にBOINCクライアントを実行するときに、SETI@homeアカウントIDを入力する。
移行の段階
私たちはまだ正確なタイムテーブルを持っていない。しかし、移行は以下のように行なわれるだろう:
1. 私たちは、SETI@ホームのユーザ情報(アカウント、チーム、プロフィール)のスナップショットをとって、SETI@home/BOINCデータベースの初期化に使う。それから、私たちはSETI@home/BOINCプロジェクトを開始する。
2. 来月の間かもう少し長い間、私たちは、すべてのSETI@homeユーザにメールを送り、あたらしいアカウントIDを与え、BOINCに移行するように勧める。この間も、現在のSETI@homeを実行しつづけることができるし、結果は記録され利用される。新しくSETI@homeのアカウントを作ったり、チームを変更したりすることはできるが、BOINCには繰りこされない。
3. SETI@home/BOINCが安定して、ほぼすべてのプラットホーム用のバージョンが使えるようになったら、私たちは現在のSETI@homeサーバを停止する。この時点では、SETI@home/BOINCへ移行する必要がある。
ワーク・ユニット数はどうなるのか
BOINCのプロジェクトは様々な"サイズ"のワーク・ユニットを使うかもしれないので、BOINCは、ワーク・ユニット数ではなく、実際の計算量という観点でのコンピューターの作業量の軌跡を保持する。
この変更のためにSETI@home/BOINCアカウントは"旧"と"新"にわけられた作業量合計を持つことになるだろう。"旧"合計は現在のSETI@homeでのワーク・ユニットの合計である;これは変わらない。ウェブサイトのあるセクションで旧合計に基づく最終の結果を見られるだろう。
SETI@homeチームはどうなるのか
すべての現SETI@homeチームとそのメンバーはSETI@home/BOINCへコピーされる。
SETIQueueのようなプログラムはどうなるのか
(SETI@home classicで非常に有用だった)これらのプログラムはSETI@home/BOINCでは動かない。複数のワーク・ユニットをバッファリングする機能は、BOINC自体によって提供される。-あなたはサーバとの通信ごとにどのくらいの仕事をとってくるかを明示的に決めることができるようになる。
SETIQueueのもう一つの機能-インターネットに直接接続されないホストのためのproxyの役割は、UnixではSquid、WindowsではFreeProxyのようなHTTP 1.0 proxyによって、BOINCで行うことができる。
入力と出力のファイルのフォーマットは変わるのか
変わる。SETI@homeのワーク・ユニットで見つかった信号に関する情報を表示するプログラムは、SETI@home/BOINCが使う新しい(XML)データ・フォーマットをサポートするために修正される必要がある。そのようなプログラムの著者には、入力/出力ファイルのサンプルを得るためにSETI@homeチームと連絡をとることを奨める。
ワーク・ユニットと結果ファイルは今とほぼ同じサイズになるだろう。ブラックホール検知プロジェクトは多少大きなワーク・ユニット、1MBオーダーのものを使うことになるだろう。
どのプラットフォームがサポートされるのか
最初は、Windows/Intel, Linux/Intel, Solaris/SPARCとMac OS Xがサポートされる(これらは私たちがアクセスしているプラットフォームである)。私たちは現在のソース・コード配布方針を継続し、最終的にはできればSETI@homeが現在動くプラットフォームをすべてサポートするつもりである。
最初は、Windows版はグラフィカル・インターフェースを持ち、他のものはコマンドライン・インターフェースを持つだろう。最終的にはほとんどのプラットフォームは両方のインターフェースを持つだろう。
マルチ・プロセッサ上で複数のインスタンスを実行できるのか
実行できるが、それは必要ではない;BOINCは自動的にすべてのプロセッサを使用する(もしあなたがそうしないことを求めないのであれば)。
むぅ (スコア:1)
私のSETI@homeのアカウントって、昔(SETI@homeの開始直後)のメールアドレスのままなんですよね。仕切り直しになるならむしろ歓迎かなぁ。今から新しいアカウント作っとくかな。
問題はクライアントがすぐに提供されるかどうか。マイナーOS(OS/2)のユーザーはつらいっす。
むむぅ (スコア:1)
なぁるほど。
登録したメールアドレスで恒常的なサービスを受けていたわけでもないですし、とっくになくなってしまってるメールアドレスも多そうです。
ヘタをすると、SETI@homeが止まって初めて気付くユーザが続出しそうですね。
> 問題はクライアントがすぐに提供されるかどうか。マイナーOS(OS/2)のユーザーはつらいっす。
今度のSETI@homeはオープン・ソース [srad.jp]になるはずです。もしかしたら、OS/2のチームなどで対応が素早く行われるようになるかもしれません。
Notice! (スコア:1)
仕切り直しはしないことになったようです。
弱りましたねぇ (スコア:1)
どうするのが一番良いんでしょ。素直にアカウント作り直しかなぁ。となると、丸4年分のWUがチャラになる訳で。
まぁ、当時と比べるとメインマシンのCPU Powerが段違いなので、追いつくのは十分可能なんですが、"Registered on: Sun Jun 27 16:27:38 1999 UTC"の表示がなくなってしまうのが、何か悲しい。
解決。 (スコア:1)
古いメールを漁ったら、SETI@homeのアカウント変更用パスワードの書かれたメールが出てきました(w
とにもかくにも、これで一安心。
Re:解決。 (スコア:1)
> "Registered on: Sun Jun 27 16:27:38 1999 UTC"の表示がなくなってしまうのが、何か悲しい。
やっぱりこういうのにこだわるのってありますよねぇ。