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yosukeの日記: 記憶汚染。

日記 by yosuke

記憶汚染
えーと。そうやってそこで終わっちゃうんですか。

さて。
幾多のSFで個人に対するユニークなIDを与えて管理するとか、物の入手方法はクレジットが基本とかいう話は出てきているわけで。
それでも、やはり匿名性を必要とする場面というのは、その程度の差こそあれ、たぶん誰にとってもあるわけで。捨てメアドとか2chとか匿名プロキシとかいうネット上だけでなく、労働局とか警察とか検察だってそれをある程度受け入れてるわけで。
で、そのためにクレジットが標準の世界でも、現金でゴニョゴニョすることは可能であるように書かれている方が、自然なんだと思う。もちろんそれは半ばイリーガルでかつ高額なサービスとして表現されてきたわけだが。

というわけで、"借金のためにIDを売っぱらって高額の現金を手に入れたが、それで何も買うことはできない"という世界は、やっぱり受け入れがたい。"あっという間に現金を使い果たす"というのなら納得できないこともないが。同様に、"IDを証明できないと問答無用で排除される"というのもだ。ちょっとした秘密の行動さえとれないじゃない。
追い込まれたら何でもするってのは、納得できるんだが。でも、それは実社会でも緊急避難として認められているし。自分でもやると思ってるし、指摘されても開き直るんだろうなと。

内容としては、国民総背番号制やRFIDの負の面を強調している雰囲気が出ているが、もちろんそれは著者の意図するところではないんだろう。
また、"ウロボロスの波動"に続いて、"ユビキタス・コンピューティングの補助による水平な組織"に利があるように表現されているが、これにだって当然ながら負の面がある。外部のAIによる意識の拡張だってそう。

などとさんざんケチをつけているみたいだけど、捉え方としては一度読んでおいていいと思う。で、もし暗い気持ちになったらウロボロスの波動でも読めばいいんじゃないかと。

感想としては、まあ人の記憶はあてにならない、というあたりで。
#つまるところ、話の序盤は既に忘れてるかもしれないってこと。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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