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yosukeの日記: ドレイクの式。 3

日記 by yosuke

Gordon Cooperもう一度宇宙へ
Go Hotdog, go!

Titanには生命はいそうもなくて火星の地下には大量の氷があるらしい

ドレイクの式。
N = R* × fp × ne × fl × fi × fc × L
この式は、現状では何かを導きだしてくれる式ではない。確率が全く分からない係数もあるので。だからといって、そのことがドレイクの式の終焉を示すわけではない。データが積み上がって確率が分かってきたら、それが埋まるだけ。

この式が無意味である、ということを言いたいのなら、方針は2つだけ。
 (1) 各係数が従属であることを示す
 (2) この式にあてはまらない知的生命体の存在を示す

では、まず(1)の線で。各係数が従属であることが示せるかどうか。
 R*:銀河系で生まれる恒星の数/年
 fp:恒星が惑星を持つ確率
 ne:惑星のうち、ハビタブル・ゾーンに入る数
 fl:ハビタブル・ゾーンに入る惑星で生命が発生する確率
 fi:生命が技術文明社会に到達する確率
 L:技術文明社会の寿命
説明を見ての通り、本当にただ単に直列に並べたものでしかない。この式の論理性に破綻があるという人の半径5m以内にはいたくない。

次に(2)の線で。
実は、この件に関しては、セーガンは”ショービニズム”という言葉を使って言及している。この式に関しては、地球型ショービニズムとか水ショービニズムとかが当てはまるだろう。セーガン自身は、陽電子と電子だけでできている生命体を提唱している。SF的には主観的定常宇宙論だってありだ。
しかし、この線でドレイクの式を批判している人を、あまり見たことがない。何かあれば、すぐ炭素とか水とかいうくせに、ドレイクの式を批判する人は山ほど見たけど。

確かに、溶媒としての水の特殊性と4本の腕をもつ炭素を基本とした化学反応が生み出す多様性は、生命発生の確率をとてつもなく引き上げるのかもしれない。しかし、それはそれだけがたった一つのやりかたであることを意味しない。無限回の試行を行なえば、熱力学の第2法則だって軽く破れるのだ。そこまで小さい確率でなければ、100億年単位であればある程度まで起こり得る。

とはいうものの、そのような生命体とコミュニケーションが取れるとは思えない。タイムスケールが何桁も違うものとどうやってコミュニケーションを取るというのだ。竜の卵くらいで限界だろう。
そして、地球外知的生命体を探す意義を考えれば、CETIにならないものには全く意味がない。つまり、SETI超保守派からみれば、ドレイクの式というものはほぼ完全なものなのだ。
というか、否定したいのなら、自分はカール・セーガンやフランシス・ドレイクやロバート・L・フォワードより視野が広いのだということを示してみろ、と思う。

#SETIといえば、そろそろSETI@home/Classic終了のタレコミが欲しいかも。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2005年12月03日 3時52分 (#841661)
    どれかひとつでも係数が0であることを示せばよい。

    知的生命体の存在は否定しなくても、式の否定はできる。
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