yosukeの日記: 系外惑星。
どうでもいいこと。
SFM1月号の"サはサイエンスのサ"の中のリアリティについての話の論旨には、あまり納得がいかないと思ったり。
物語を読み解く能力の平均値については、確かに上がってきているのだろう。
しかし、創作側はもともと人数が少ないわけだから、平均値で考えるのはちょっと違うような。
確かに手抜きが許されなくなったのは事実だろう。その分の底上げがあるので、その意味では創作側の平均値も確かに上がってはいる。
ただ、上のレベルではもともとリアリティの追求は充分になされていたし、今読んでもそれらは色褪せていない。古典といわれるものを読めば、現在のものと同レベルかそれ以上である。
というわけで、北朝鮮の作話の件は、手抜きはもともと許されないレベルであるはずなので、そこに原因を求めるのはちょっと苦しいんじゃないかと。
系外惑星の質量の正確な推定。
惑星の質量が正確に推定できるようになると、惑星形成論の進歩によい影響を与えることができる。
惑星形成論がよくなれば、ドレイク方程式の変数のいくつか(惑星の形成確率やハビタブル・ゾーンでの地球型惑星の形成確率)も、より高い精度で推測することができる。
個人的に興味を持っているのはその点。
惑星の存在による恒星のふらつきを光学的に検知する方法というのは、新しいものではなく、むしろ従来のドップラー効果を用いた観測よりも古いもの。
ただこれまでは、大気による揺らぎなどの光学補正が難しく、精度がそれほど上がらなかった。
しかし、光学補正技術が上がってきたこと、HSTを使用すること、などでドップラー効果による観測と並ぶところまで来たということか。
なお光学観測は、ふらつきを検知する方向がドップラー観測とは垂直であること、視差が大きくなる近隣の恒星にしか使えないことを考えると、ドップラー観測と相補的に働くものであることは念頭に入れておくべきだろう。
今回の推定法が近隣の恒星にしか使えないものであることも。
系外惑星。 More ログイン